Windows 11で突然フォルダが消えたときの復元方法
デスクトップのフォルダが消えた…ユーザーフォルダが見つからない…Windows 11でフォルダが消えて困ったことはありませんか?心配しないで、多くの場合データは残っています。この記事では、Windows 11で消えたフォルダを戻す方法を説明します。
ユーザー事例:Windows 11でフォルダが突然消えてしまった
ピクチャフォルダのサブフォルダが消えてしまいました。エクスプローラーでダウンロードフォルダからピクチャフォルダへ画像をいくつかドラッグ&ドロップして名前を変更し、移動しようとしていました。ピクチャフォルダを開くと、突然サブフォルダとその中身が消えてしまいました。
隠しファイルの表示を再確認しました。フォルダ名を検索するとショートカットが見つかりましたが、そのショートカットが指しているものが変更または移動されたというメッセージが出ました。エクスプローラーでダウンロードフォルダとピクチャフォルダの最近の操作を元に戻しましたが、サブフォルダへのアクセス履歴はありませんでした。フォルダにアクセスしたのは数時間前で、復元ポイントもありません。何が起こったのか調べて修正するにはどうすればいいですか?
- Redditからの質問
Windows 11をお使いの場合、Windows 11からフォルダが突然消えてしまうのは困ったものですが、心配はいりません。削除、非表示、または移動されたフォルダを復元する方法はいくつかあります。同じ問題でお困りの方は、まずは考えられる原因をご確認ください。その後、この記事の後半で、デスクトップやファイルエクスプローラーから消えてしまったフォルダを復元する効果的な方法をいくつかご紹介します。まずは、フォルダがデスクトップから消えてしまう原因について見ていきましょう。これらの方法は、誤ってユーザーフォルダを削除してしまった場合にも役立ちます。
Windows 11で突然フォルダが消えるのはなぜ?
Windows 10/11 からファイルやフォルダが消えてしまう原因は様々です。
Windows 11で消えたフォルダを復元する方法
Windows 11で消えたフォルダを復元する9つの方法を紹介します。状況に合ったものを選んでください。
方法1. プロのデータ復旧ツールを使用する
最も簡単な修正方法はバックアップからファイルを復元することですが、誰もがそれを行うわけではありません。Windows 11でフォルダを誤って削除した場合、バックアップがないなら、Partition Assistant for Recoveryなどのプロのデータ復旧ツールを試してみてください。これらのツールは、削除されたファイルや消えたフォルダをディスクの奥までスキャンして復元できます。特に、ゴミ箱にもなく、見えないフォルダの復元に効果的です。
※注意:以前のデータが上書きされる恐れがあるため、データが失われたパーティションに本ソフトウェアをダウンロードしてインストールしないでください。
プロのなWindowsデータ復旧ソフトでさまざまな状況から失われたデータを復元できる
- ★Partition Assistant for Recoveryを選ぶ理由:
- Windows、HDD、SSD、USBメモリ、その他多くのデバイスから削除されたファイルを高速に復元できます。
- ファイルを元のフォーマットのまま維持します。
- フォーマットされたディスク、暗号化されたドライブ、破損したドライブから、1000種類以上のファイルタイプを無制限のデータで復元できます。
- Windows 11/10/8/7およびWindows ServerのNTFS、FAT32、exFAT、ReFSで動作します。
- Partition Assistant for Recoveryには、ビジネスおよびエンタープライズ向けのTechnicianバージョンがあります。
ステップ1. 場所を選択
Partition Assistant for Recoveryをインストールして起動します。データが失われたドライブを選択し、「スキャン」をクリックします。
ステップ2. ファイルを選択
「クイックスキャン」で削除されたデータを迅速に検出し、その後「ディープスキャン」で他の失われたデータを検索します。スキャンが完了すると、削除されたファイルや紛失したファイルが表示されます。ファイル名やフォルダー名を簡単に入力して、ファイルやフォルダーを検索できます。ファイル名やフォルダー名を検索したり、ファイルサイズ、変更日、ファイルタイプでフィルター処理することもできます。
ステップ3. 保存先を選択
「フォルダーの選択」ボタンをクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。(ファイルの上書きを避けるため、復元されたファイルを元場所と異なるディスクで保存しなければなりませんので注意してください。)
方法2. 隠しファイルの表示設定を確認する
実は、フォルダが「消えた」ように見えていても、隠しファイルとして非表示になっているだけの場合もあります。エクスプローラーの「表示」タブから「隠しファイル」にチェックを入れて確認してみましょう。また、システムファイルが非表示設定になっていないかも確認する必要があります。この簡単な操作で元に戻るケースも意外と多いのです。
ステップ 1. タスクバーからエクスプローラーアイコンをクリックするか、Windowsキーを押してエクスプローラーを起動します。
ステップ 2. 画面上部のメニューから「...」をクリックし、「オプション」を選択します。
ステップ 3. 画面に表示される「フォルダーオプション」または「エクスプローラーのオプション」で、「表示」タブを選択します。
ステップ 4. 「詳細設定」の項目で、「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックが入っているか確認します。チェックが入っていない場合は、チェックを入れてください。
ステップ 5. 設定変更を保存し、エクスプローラーを閉じます。
【補足】
隠しファイルは、エクスプローラーから設定を変更して表示することもできます。
隠しファイルが保存されているフォルダーを開いて、画面上部のメニューから「表示」をクリックし、表示された一覧から「表示」にマウスポインターを合わせて、「隠しファイル」をクリックします。
方法3. ユーザーフォルダを確認する
消えたフォルダが別のユーザーフォルダに移動している場合もあります。特にOneDriveとの同期設定が有効になっていると、フォルダが自動的にOneDrive配下の「ドキュメント」や「デスクトップ」フォルダに移動してしまうことがあります。以下の手順に従ってユーザーフォルダを確認してください。
ステップ 1. エクスプローラーから「PC」を開きます。次に、以下のパスに移動します。
C:\Users\UserName\Documents
C:\Users\Public
ステップ 2. Windows 11で消えたファイルやフォルダがそこに残っているかどうかを確認します。元の場所にコピー&ペーストできます。
方法4. Tempフォルダを確認する
一時ファイルとして保存されている可能性も考慮しましょう。WindowsのTempフォルダ(C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Temp)には、一時的に保存されたファイルやフォルダが残っている場合があります。ここに消えたフォルダのデータが復元できる手がかりがあるかもしれません。
ステップ 1. 「C:\Users\UserName\AppData\Local\Temp」に移動し、一時フォルダにアクセスします。また、「Windows+R」を押して、「%temp%」と入力して、Enterキーを押します。
ステップ 2. 多くの場合、消えたファイルやフォルダはここにあります。手動で復元できます。
方法5. 検索ボックスでフォルダを探す
エクスプローラーやタスクバーの検索ボックスを使って、フォルダ名を直接検索するのも有効です。誤って別の場所に移動してしまったフォルダも、検索機能を使えばすぐに見つかることがあります。部分一致でもヒットするので、フォルダ名の一部を入力して探すのがコツです。
ステップ 1. タスクバーの検索アイコンをクリックし、検索ボックス に探したいファイル名を入力します。
ステップ 2. 表示された検索結果の一覧から該当ファイルの「>」をクリックし、 「ファイルの場所」 のファイルパスをクリックします。
方法6. ごみ箱から復元する
誤操作で削除してしまったフォルダは、まずごみ箱を確認しましょう。ごみ箱に残っているうちなら、簡単に元に戻すことができます。ごみ箱内でフォルダを右クリックし「元に戻す」を選ぶだけでOKです。ただし、Shift+Deleteで削除した場合や、ごみ箱の容量を超えたファイルはここには残りません。
ステップ 1. デスクトップにあるゴミ箱のアイコンをダブルクリックして、ゴミ箱フォルダにアクセスします。
ステップ 2. 誤って削除されたファイルやフォルダを探し、右クリックして「元に戻す」を選択します。
方法7. 「以前のバージョン」から復元する
フォルダが見つからない場合でも、「以前のバージョン」機能を使えば過去の状態に戻せることがあります。フォルダがあった場所を右クリックし、「以前のバージョンの復元」を選択することで、過去に保存された状態のフォルダを復元することが可能です。これはファイル履歴や復元ポイントが有効になっている場合に特に有効な方法です。
ステップ 1. エクスプローラーを開きます。復元したいファイルが入っているフォルダーを右クリックし、ポップアップメニューから「その他のオプションを表示」を選択します。
ステップ 2. メニューの「以前のバージョンの復元」を選択します。
ステップ 3. フォルダー(ダウンロード)のプロパティ画面が表示されます。「フォルダーのバージョン」項目から、復元したいフォルダーやファイルを選択し、画面下部の「開く」をクリックします
ステップ 4. 復元したいファイルがあれば、それを選択し、画面下部の「元の場所に復元します」アイコンを右クリックし、「復元場所の選択」をクリックします。ファイルが上書きされないよう別の場所に復元しています。
ステップ 5. エクスプローラーが開いたら、復元場所を選択し、画面下部の「フォルダーの選択」をクリックします。
ステップ 6. 指定した復元場所にファイルが復元されました。
方法8. OneDriveの同期トラブルをチェックする
OneDriveを利用している場合、同期エラーによってフォルダが消えてしまうことがあります。OneDriveの設定画面で同期状況を確認し、エラーが出ていないか、ファイルがクラウド側に移動していないかをチェックしましょう。また、ウェブ版OneDriveから確認すると、ローカルでは消えているファイルが見つかることもあります。
方法9. 復元ポイントでシステムを元に戻す
最終手段として、システムの復元ポイントを使ってPC全体を以前の状態に戻す方法があります。システム復元を行えば、フォルダが消える前の状態に戻せる可能性があります。ただし、復元ポイント作成時点以降に行った変更は元に戻るため、慎重に判断する必要があります。
ステップ 1. Windowsの検索バーに「復元ポイントの作成」と入力し、「開く」をクリックします。
ステップ 2. システムの復元ウィザードが表示されるため、「システムの復元」ボタンをクリックします。
ステップ 3. 「次へ」をクリックし、希望するシステムの復元ポイントを選択し、手順を完了するための指示に従います。警告ウィンドウが表示された場合は、「はい」をクリックします。
まとめ
Windows 11で突然フォルダが消える問題は、OneDriveの同期や隠しファイル設定、ユーザーフォルダの誤移動など、さまざまな原因が考えられます。まずは簡単に確認できる方法から順に試し、それでも見つからない場合は、プロのデータ復元ソフトや隠しファイルの表示設定を検討するのがベストです。焦らず冷静に、一つひとつ確認することが、失ったフォルダを取り戻す第一歩となります。
よくある質問
1. デスクトップから消えたフォルダーはどこに行ったのですか?
デスクトップから消えたフォルダーは、誤って他の場所に移動している場合があります。エクスプローラーの「検索機能」で名前を検索するのが効果的です。また、OneDriveが有効な場合はクラウドストレージに移動している可能性もあります。ゴミ箱を確認することも忘れずに。隠しファイルやフォルダーとして非表示になっている場合もあるため、表示オプションの確認が必要です。
2. Windows 11でユーザーフォルダが消えた場合の対処法は?
ユーザーフォルダが消えてしまった場合、まずはエクスプローラーの表示設定で「隠しファイルを表示」にチェックを入れて確認します。それでも表示されない場合は、C:\Users\(ユーザー名)フォルダ内を直接確認し、消失したように見えるフォルダが存在していないか調べます。システムの復元ポイントやバックアップを利用して元に戻すことも有効です。
3. Windows 11のアップデート後にフォルダが消えたのはなぜ?
Windows 11の大型アップデート後にフォルダが消えたように見えるケースがあります。これはアップデート時に一時プロファイルが読み込まれることで、実際のユーザーデータが表示されなくなるためです。再起動やサインアウトで元に戻る場合もありますが、場合によってはシステムファイルの修復(SFC、DISMコマンド)や復元ポイントの使用が必要になります。