BitLockerの回復キーを忘れた!データを取り出すための5つの探し方と対処法
パソコンを起動したら、突然の青い画面。「BitLocker 回復キーを入力してください」と言われても、「そんなの知らない!」「設定した覚えがない!」とパニックになってしまいますよね。この「デジタルな鍵」がわからないと、中の写真や書類などのデータを取り出すことができなくなります。この記事では、BitLockerの回復キーがわからずパソコンが開けない時の対処法を紹介します。
突然の「BitLocker」ロック…データが消えちゃうの?
WindowsのパソコンでBitlockerがかかってしまい、回復キーもわからない場合ほんっとにどうすればいいですか。誰か解決方法を教えてください。 私自身初心者すぎて全てのパスワードを忘れてしまいました。パソコンのデータ全て最初からでいいのでとにかくパソコン柄使える状態にしたいです。お願いします
パソコンをつけたら、見たこともない青い画面に「回復キーを入力してください」という文字。「パスワードならわかるけど、48桁の数字なんて知らない!」と、泣きたくなる気持ち、よくわかります。
これはBitLocker(ビットロッカー)といって、パソコンが盗まれた時に中身を見られないようにWindowsが自動でかけている「強力なカギ」なんです。
でも、安心してください。「設定した覚えがない」という人の多くは、実はMicrosoftのアカウントに鍵が自動で保存されています。諦めて初期化する前に、これから紹介する場所を順番に探してみましょう。
そもそも、なぜ勝手にロックがかかるの?
あなたが悪いことをしたわけではありません。以下のような時に、パソコンが「あれ?いつもと違う。泥棒かな?」と勘違いしてロックをかけることがあります。
- 代表的な原因のひとつがWindows Updateです。大型アップデート後にブート構成が変更されると、BitLockerは「環境が変わった」と判断し、回復キーを要求します。また、BIOSやUEFIの設定変更、Secure BootのON/OFF切り替え、TPM設定変更なども同様です。
- さらに多いのが、OS入りSSDを別のPCに接続した場合 です。この場合、元のPC以外では自動解除できないため、必ず回復キーが必要になります。これは盗難対策として正常な挙動であり、故障ではありません。
- Windowsの大きなアップデートがあった。
- パソコンの部品(マザーボードなど)を修理・交換した。
- 何度もパスワードを間違えた。
解決策1:回復キー(48桁の数字)の探し方
BitLockerを解除するには、48桁の数字が必要です。以下の3箇所を必ずチェックしてください。
① Microsoftアカウントのページ(大本命!)
Windowsを設定したときに使ったメールアドレスとパスワードで、スマホや別のPCから以下のサイトにログインしてみてください。
URL:https://account.microsoft.com/devices/recoverykey
ここにログインすると、「デバイス名」と一緒に48桁の数字が表示されているはずです!
② 家族のPCや、学校・仕事のアカウント
もし自分のアカウントになければ、家族のメールアドレスでログインしていないか確認しましょう。また、学校や会社からもらったPCの場合は、学校の管理者が鍵を持っていることがあります。
会社や学校から支給されたPCの場合、回復キーは個人ではなく、組織が管理していることがほとんどです。 この場合、Microsoftアカウントではなく、Active Directory(AD)やAzure ADに回復キーが保存されています。
そのため、個人でいくら探しても見つからないことが多く、最も確実な方法はIT管理者や情報システム部門に問い合わせることです。 PCの管理番号やシリアル番号を伝えることで、管理者から回復キーを教えてもらえる可能性があります。
③ 昔の書類やUSBメモリ
PCを買ったばかりの頃に「回復キーをバックアップしてください」という案内が出て、紙に印刷したり、USBメモリに保存したりしている場合があります。「BitLocker」と書かれたメモがないか探してみましょう。
解決策2:どうしても鍵が見つからない場合
厳しいことをお伝えしなければなりませんが、BitLockerは「世界中のハッカーでも解けない」と言われるほど強力です。回復キーが100%わからない場合、中のデータを取り出すことはプロの業者でもほぼ不可能です。
もし、どうしてもデータが必要な場合は、「コマンドプロンプト」を使ってロックを回避する高度な裏技もありますが、成功率は低めです。
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非常に重要なポイントとして、Windowsがまだ起動できる状態であれば、データ救出のチャンスが残っている場合があります。たとえば、ログイン後は通常どおりCドライブにアクセスできるが、再起動すると回復キーを求められる、というケースです。
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このような場合は、Windowsをシャットダウン・再起動せずに、すぐに外付けHDDやUSBメモリへ重要データをコピーしてください。BitLockerは「起動時」にロックされるため、すでにログイン済みの状態では一時的に解除されていることがあります。この「開いている状態」を利用してデータを救出するのが最優先です。
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また、BitLockerの設定画面から「暗号化を一時停止」や「BitLockerを無効化」できる場合もあります。無効化が完了すれば、回復キーなしでも通常のドライブとして扱えるようになります。ただし、この操作には時間がかかるため、途中で電源が切れないよう注意が必要です。
解決策3:失われたBitLocker回復キーを取り戻す
通常、ドライブをロックすると、システムは対象のBitLockerドライブの回復キーを保存したtxtファイルが生成されます。このファイルの保存場所は自由に選択できます。時には、このファイルを誤って削除してしまった可能性があります。このような場合、PartitionAssistant Recoveryを使って、ドライブをスキャンして削除されたか紛失したデータファイルを一覧表示できます。
回復キーのtxtファイルを見つけた場合、それを回復してBitLockerドライブのロックを解除できます。
PartitionAssistant Recoveryは、ドキュメント、写真、動画、オーディオなど、1000種類以上のファイル形式に対応しており、SDカードだけでなくUSBメモリや外付けHDDなどのリムーバブルメディアもサポートしています。使い方もシンプルで、復元したいSDカードを選んでスキャンするだけ。復元可能なファイルはプレビュー表示できるため、誤って別のデータを上書きしてしまうリスクも防げます。
※注意:復元したいデータが上書きされる恐れがあるため、データが失われたドライブに本ソフトウェアをダウンロードしてインストールしないでください!
1. 場所を選択
PartitionAssistant Recoveryをインストールして起動します。データが失われたドライブを選択し、「スキャン」をクリックします。
2. ファイルを選択
「クイックスキャン」で削除されたデータを迅速に検出し、その後「ディープスキャン」で他の失われたデータを検索します。スキャンが完了すると、削除されたファイルや紛失したファイルが表示されます。
3. 保存先を選択
スキャン結果に消えたファイルが出てきたら、チェックを入れて「復旧」ボタンを押します。「フォルダーの選択」ボタンをクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。
「鍵は見つからないけれど、せめてパソコンだけでも使えるようにしたい」 「ドライブが今どういう状態(ロック中なのか、壊れているのか)か知りたい」
そんな時は、弊社のパーティション管理ツールのPartitionAssistantが役立ちます。
- ドライブの状態を確認:外付けドライブとして別のPCに繋げば、PartitionAssistant上で「BitLockerで暗号化されています」と正しく認識されているか確認できます。
- 初期化して再利用:データの取り出しを諦める場合、PartitionAssistantを使ってパーティションを強制的に削除・フォーマットすれば、パソコンを再び使える状態(工場出荷時)に戻すことができます。
まとめ
BitLockerの画面が出ても、回復キーさえ見つかればデータは1秒も欠けずに元通りになります。
- スマホでMicrosoftアカウントにログインして鍵を探す。
- 48桁の数字を入力してロックを解除する。
-
PartitionAssistant Recoveryで失われたBitLockerの回復キーを復元する。
- どうしてもダメなら、ドライブをリセットする。
無事にロックが解除できたら、二度と困らないように回復キーをメモして、大切に保管しておきましょうね!
BitLocker回復キーの紛失に関するFAQ
Q1. BitLockerの「回復キー」とは何ですか?パスワードとは違うものですか?
A. はい、異なります。「パスワード」は通常の使用時にユーザーが入力するものですが、「回復キー」は48桁の数字で構成される特殊なコードです。マザーボードの交換や設定の変更など、システムが「普段と違う」と検知した際のロック解除に必要となります。これがなければ、暗号化されたデータにアクセスすることはできません。
Q2. 回復キーを保存した覚えがないのですが、どこを探せば見つかる可能性がありますか?
A. 多くの場合は、以下の場所に自動的または手動で保存されています。
- Microsoftアカウント:Microsoftの回復キーサイトにサインインして確認。
- プリントアウトまたはテキストファイル:設定時に印刷した紙や、USBメモリ内に保存した.txtファイル。
- Active Directory(職場・学校のアカウント):組織の管理者が管理している場合があります。
- Azure Active Directory:会社のデバイスであれば、IT管理者がキーを保持している可能性が高いです。
Q3. データは諦めるので、PCを再び使えるようにする方法はありますか?
A. ドライブを完全に初期化(フォーマット)すれば、PCの再利用は可能です。Windowsのインストールメディアを使用して、暗号化されたパーティションを一度削除し、OSを再インストールします。この操作により全てのデータは失われますが、デバイス自体は再び使えるようになります。