Windows 10で消えたデータを復元する|バックアップなしでもあきらめない!

Windows 10で大切なデータが消えた?あきらめないで!バックアップなしでも復元できる方法を詳しく紹介。初心者にもわかりやすい手順で徹底サポート!

カオル

更新者: カオル / 2025年04月22日

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突然、Windows 10のパソコンで大切なデータが消えてしまった経験はありませんか?

大事な書類が消えた」「写真が見つからない」など、思いがけないトラブルは誰にでも起こり得ます。しかし、あきらめる必要はありません。適切な方法を取れば、失われたデータを復元できる可能性は十分にあります。

この記事では、Windows 10のデータが失われる原因から、初心者でも簡単にできる復元方法まで詳しく解説します。

データ紛失

Windows 10でデータが失われる原因

1. 誤ってファイルを削除してしまった

一番よくあるケースです。

ファイルを間違えて削除し、ゴミ箱を空にしてしまうと、通常の方法では簡単に復元できなくなります。

ゴミ箱を空に

2. ドライブのフォーマット

誤操作でドライブを初期化(フォーマット)してしまった場合、保存されていたすべてのデータが消えてしまいます。特に外付けHDDやUSBメモリでよく起こります。

フォーマット

3. ウイルスやマルウェアの感染

悪意のあるソフトウェアがパソコンに侵入すると、ファイルを勝手に削除したり、破損させたりすることがあります。セキュリティソフトを使っていても、未知のウイルスには注意が必要です。

ウイルスの感染

4. システムクラッシュやブルースクリーンエラー

Windows 10が突然クラッシュし、起動できなくなった場合、ハードディスクやSSD内のデータがアクセス不能になることがあります。特にアップデート後のトラブルに注意が必要です。

5. ハードディスクやSSDの故障

ストレージの物理的な故障も、データ喪失の大きな原因です。特に、異音がする、読み込みが極端に遅いなどの兆候があれば、注意が必要です。

6. アップデートやシステムリセットによるデータ消失

Windows Updateやシステムの初期化操作によって、意図せずデータが削除されるケースもあります。アップデート前には必ずバックアップを取ることが重要です。

Windows 10で失われたデータを復元する方法

Windows 10で削除されたファイルを復元するためには、以下の3つの方法を参照してください。

方法1. ファイル履歴を使用して失われたデータを復元する

Windows 10には、「ファイル履歴」という自動バックアップ機能が搭載されています。この機能をあらかじめ有効にしておけば、万が一ファイルを削除してしまった場合でも、簡単に過去の状態からデータを復元することができます。

ステップ 1. 検索バーに入力して「コントロールパネル」を開き、「システムとセキュリティ」をクリックします。

ステップ 2. 「ファイルの履歴」というタブの下にある「ファイルの履歴でファイルを復元」を選択します。

ステップ 3. 「個人用ファイルの復元」ボタンをクリックします。

個人用ファイルの復元

ステップ 4. 「復元」アイコンを直接クリックすると、削除されたファイルは元の場所に送信されます。右クリックして「復元」を選択すると、特定の場所に保存することができます。

復元

方法2. バックアップと復元を使用して削除されたデータを復元する

Windows 10には、「バックアップと復元(Windows 7)」という従来からのバックアップ機能も搭載されています。この機能を利用して定期的にバックアップを取っていれば、失われたファイルやフォルダーを簡単に元に戻すことが可能です。

ステップ 1. 「コントロールパネル」に移動し、「システムとセキュリティ」をクリックします。「バックアップと復元(Windows 7)」にアクセスします。

バックアップと復元(Windows 7)

ステップ 2. 「復元」タブの下にある「ファイルの復元」ボタンをクリックします。

ファイルの復元

ステップ 3. 次のウィンドウで、「ファイルの参照」または「フォルダの参照」オプションを使用して、または「検索」をクリックし、検索するファイル名またはフォルダを入力し、回復する特定のファイルまたはフォルダを特定します。続行するには「次へ」をクリックします。

ファイルの参照

ステップ 4. 回復されたファイルの指定された宛先を選択し、「復元」ボタンをクリックして回復を開始します。

復元

方法3. 強力なデータ復旧ソフトウェアを使用して失われたデータを復元する

ファイル履歴やバックアップと復元を使った方法は、事前に設定やバックアップが有効になっていることが前提です。もしこれらの設定をしていなかった場合、標準機能だけではデータを取り戻すことができません。

そんなときに頼りになるのが、強力なデータ復旧ソフトウェアです。Partition Assistant for Recoveryは、バックアップがない状況でも、削除されたファイルやフォーマットされたドライブ、システムクラッシュ後のデータなどを、高い確率で復元できます。

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ステップ1. 場所を選択

Partition Assistant for Recoveryをインストールして起動します。データが失われたドライブ(この例ではDドライブ)を選択し、「スキャン」をクリックします。

場所を選択

ステップ2. ファイルを選択

「クイックスキャン」で削除されたデータを迅速に検出し、その後「ディープスキャン」で他の失われたデータを検索します。スキャンが完了すると、削除されたファイルや紛失したファイルが表示されます。

ファイル名やフォルダー名を簡単に入力して、ファイルやフォルダーを検索できます。ファイル名やフォルダー名を検索したり、ファイルサイズ、変更日、ファイルタイプでフィルター処理することもできます。

ファイルを選択

ステップ3. 保存先を選択

「フォルダーの選択」ボタンをクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。

ファイルの上書きを避けるため、復元されたファイルを元場所と異なるディスクで保存しなければなりませんので注意してください。

保存先を選択

データ復元の成功率を上げるコツ

大切なデータを取り戻すためには、復元作業を始める前にいくつか注意すべきポイントがあります。

これらを守ることで、データ復元の成功率を大きく高めることができます。

1. できるだけ早く復元作業を開始する

データを失った直後は、ファイル自体は完全に消えていないことが多いです。

新たなデータを書き込むと上書きされてしまうため、できるだけ早めに復元作業に取りかかることが重要です。

2. データが失われたドライブへの操作を最小限に抑える

復元したいデータが保存されていたドライブに、新しいファイルを保存したり、大量のデータ移動を行うのは避けましょう。

新しいデータによって、失われたファイルが完全に上書きされてしまうリスクがあります。

3. 専用のデータ復元ソフトを使用する

一般的な操作だけでは見つからないファイルも、強力なデータ復元ソフトなら発見できる可能性があります。

特に、Partition Assistant for Recoveryは、削除後・フォーマット後・システムクラッシュ後など、様々な状況に対応できるよう設計されています。

4. スキャン完了まで焦らず待つ

スキャンが進んでいる間は、パソコンの強制終了やキャンセルをせず、最後まで完了するのを待ちましょう。

焦らず作業することが、復元できるファイル数を増やすコツです。

まとめ

Windows 10で大切なデータが突然消えてしまうと、不安や焦りを感じるのは当然です。しかし、今回ご紹介したように、正しい方法を選べばデータを復元できる可能性は十分にあります。まず、ファイル履歴やバックアップと復元を利用して、簡単にデータを戻せる場合もあります。ただし、これらの方法は事前に設定・バックアップを有効にしていた場合に限られています。

そのようなときに力を発揮するのが、強力なデータ復元ソフトです。バックアップなしでも、誤削除・フォーマット・トラブルなど様々な状況から、失われたファイルを高精度で復元可能。あなたの大切なデータを取り戻すお手伝いができることを、私たちは心から願っています。

カオル
カオル · 編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。