ストレージの空き容量が不足している場合の対処法
パソコンを使っていると、「ストレージの空き容量が不足しています」という警告が表示されることがあります。空き容量が不足すると、アプリやOSの動作が重くなったり、写真や動画を保存できなくなったり、アップデートが正常に進まないといった不具合につながることもあります。心配しないでください。本記事では、ストレージの空き容量が不足している場合の対処法を詳しく説明します。
ユーザー事例:ストレージの空き容量が不足している
最近、パソコンで「ストレージの空き容量が不足しています」という警告が頻繁に出るようになりました。Cドライブがほとんど真っ赤で、容量が数GBしか残っていません。写真や動画は外付けHDDに移したつもりですが、まだ空きが増えません。Windowsの不要なデータやキャッシュを安全に削除する方法をご存知の方、ぜひ教えてください。
- ユーザーからの質問
ストレージの空き容量不足は、多くのユーザーが直面する問題ですが、適切な対処を行えばすぐに改善できます。本記事では、ストレージの空き容量が不足する原因と、その解決策として安全に不要データを削除する方法や、容量を効率的に増やす方法をわかりやすく解説します。
パソコンでストレージ不足になる主な原因
パソコンの場合、スマホと違ってストレージ容量が比較的大きいため、すぐに不足することは少ないように感じられます。しかし実際には、数年使っているうちに「容量が足りない」という状況に陥る人は少なくありません。
その大きな理由のひとつが不要なソフトやアプリのインストールです。試しに入れたアプリやもう使わなくなったソフトを放置しておくと、どんどん容量を圧迫していきます。特にゲームやクリエイティブソフトは数十GBを超えることもあります。
さらに、一時ファイルやキャッシュの蓄積も見逃せません。Windowsは快適に動作させるために、一時ファイルを生成しますが、これが削除されずに残ってしまうと、どんどん容量を消費していきます。
また、大容量ファイルやバックアップデータも大きな要因です。高画質の動画、未圧縮の画像、仮想マシンのファイルなどは数十GB単位になります。さらにiPhoneやAndroidスマホのバックアップをPCに保存している人は、知らないうちにストレージを大量に食っていることもあります。
つまりPCでも、使い方次第で簡単にストレージ不足に陥ってしまうのです。
今すぐできるストレージの空き容量を増やす方法
以下では、今すぐできるパソコンのストレージの空き容量を増やす方法を、初心者の方でも実践できるように段落に分けて詳しく解説します。
1. 無料のPCクリーナーでストレージの空き容量を増やす
パソコンを使い続けていると、写真・動画・ドキュメント・アプリの残骸ファイルなどが積み重なり、気づけば「ストレージの空き容量が不足している」という通知が表示されることがあります。ストレージ容量が逼迫すると、ソフトの起動が遅くなったり、アップデートや新しいアプリのインストールができなくなったりと、作業効率に大きく影響します。こうした状況を解消するためには、不要なデータを削除してストレージの空き容量を増やすことが効果的です。そこでおすすめなのが、無料で使えるPCクリーナーPartition Assistant for Cleanupです。
Partition Assistant for Cleanupは、ストレージをスキャンして、不要な一時ファイル・キャッシュ・古いログファイル・重複データ・大容量で使われていないファイルなどを検出し、一括削除できます。削除前にプレビュー画面で確認できるため、誤って必要なデータを消してしまう心配が少ないのも安心できるポイントです。数クリックで大量の不要データを整理できるので、初心者でも簡単にストレージの空き容量を増やすことができます。
ステップ 1. Partition Assistant for Cleanupをインストールして起動します。「ジャンクファイルの削除」タブをクリックします。「スキャン開始」ボタンをクリックして、ジャンクファイルのスキャンを開始します。
ステップ 2. スキャン処理が完了すると、すべてのシステムジャンクファイル(ごみ箱ファイル、一時ファイル、ログファイル、無効なショートカットなど)とレジストリジャンクファイル(DLLレジストリ、システムレジストリ、プログラムレジストリなど)が表示されます。不要なファイルを選択したら、「今すぐ削除」ボタンをクリックしてクリーンアップを開始します。
ステップ 3. クリーンアップには時間がかかる場合があります。選択したファイルがクリーンアップされます。プロセスが完了すると、クリーンアップ完了ウィンドウが表示され、クリーンアップ済みのファイルとまだクリーンアップされていないファイルの数が表示されます。
このように、ストレージの空き容量不足に悩んでいる方には、Partition Assistant for Cleanupを強くおすすめします。
2. 一時ファイルやキャッシュを削除する
パソコンを使っていると、ブラウザのキャッシュやアプリの一時ファイルが自動的に保存され、気づかないうちにストレージを圧迫してしまいます。Windowsの場合、「設定」→「システム」→「ストレージ」から「一時ファイル」を選び、不要なデータを削除するだけで簡単に数GBの空き容量を確保できます。特にブラウザのキャッシュやアップデート関連の残留ファイルはすぐに溜まるため、定期的に削除することがおすすめです。
ステップ 1. スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択してください。
ステップ 2. 「システム」→「記憶域」をクリックします。
ステップ 3. 以下のストレージにて一時ファイルを選択します。
ステップ 4. 消したい一時ファイルリストが出てきますので、その中から消すものにチェック項目をした後に、「ファイルの削除」をクリックしていください。
3. ゴミ箱を空にする
意外と見落としがちなのが、ゴミ箱に入れたままのファイルです。削除したつもりでもゴミ箱に残っている限り、ストレージを占有し続けます。ゴミ箱を右クリックして「ゴミ箱を空にする」を選択するだけで、まとめて空き容量を確保できます。特に大きな動画や画像ファイルを削除した後は、必ず確認してみましょう。
4. 不要なアプリケーションをアンインストールする
インストールしたまま使っていないアプリやゲームは、大きな容量を消費しています。「設定」→「アプリと機能」から一覧を確認し、長期間使っていないソフトは思い切ってアンインストールしましょう。特にオンラインゲームやクリエイティブ系のソフトは数十GBを消費していることも多く、不要なら削除することで一気に空き容量を増やすことができます。
ステップ 1. 「スタート」アイコン→「設定」をクリックします。
ステップ 2. 設定画面が表示されるので、左のメニューから、「アプリ」をクリックします。
ステップ 3. 右側のメニューで、Win11 Proの場合、「アプリと機能」をクリックします。 ※Homeの場合は「インストールされているアプリ」をクリックします。
ステップ 4. アプリの一覧の中から、アンインストールしたいアプリの横のメニューボタンをクリックし、「アンインストール」をクリックします。
5. ダウンロードフォルダを整理する
ダウンロードフォルダは、インターネットから取得したファイルやインストーラーが残りやすい場所です。古いインストールファイルや一度使っただけのZIPファイルなどは、もう必要ない場合がほとんどです。フォルダを開いて不要なファイルを削除するだけで、かなりの容量を取り戻せる可能性があります。
6. 大容量ファイルを外部に移動する
動画・音楽・写真といったマルチメディアファイルはストレージを大きく消費します。今すぐ容量を空けたいときは、外付けHDDやUSBメモリに移動したり、OneDriveやGoogle Driveなどのクラウドストレージにアップロードしてローカルから削除しましょう。普段は使用頻度が少ないファイルほど外部に移動すると効率的です。
また、Partition Assistant for Cleanupを使って大容量ファイルを削除することもできます。
ステップ 1. Partition Assistant for Cleanupをインストールして起動します。「大容量ファイルの削除」タブをクリックします。「システムドライブのスキャン」をクリックして、システムCドライブのスキャンを開始します。または、「カスタムスキャン」をクリックして、スキャンする場所を手動で選択します。(ここでは「カスタムスキャン」を例に説明します。)
ステップ 2. 「カスタムスキャン」をクリックすると、PC上のすべてのローカルドライブと外付けドライブ、そしてデスクトップ、ドキュメント、ダウンロードフォルダなどの一般的なパスが表示されます。スキャンする場所を手動で選択したら、「スキャン開始」をクリックします。
ステップ 3. 削除したいファイルにチェックを入れ、「今すぐ削除」ボタンをクリックして削除を開始します。
ステップ 4. 削除には時間がかかる場合があります。処理が完了すると、選択したファイルが削除され、削除されたデータの合計量を示す「クリーンアップ完了」ウィンドウが表示されます。
7. ディスククリーンアップを利用する
Windowsには標準で「ディスククリーンアップ」という機能があり、システム関連の不要ファイルをまとめて削除できます。スタートメニューで「ディスククリーンアップ」と検索し、対象ドライブを選んで実行すれば、一時ファイルやエラーレポート、古いアップデートファイルなどを自動的に整理してくれます。特にWindows Update後には不要ファイルが残っていることが多いため、実行すると効果的です。
ステップ 1. スタートメニューで「ディスククリーンアップ」と検索して起動します。
ステップ 2. クリーンアップしたいドライブ(通常はC:)を選択します。
ステップ 3. 不要なファイル(例:一時ファイル、縮小表示、ダウンロードファイルなど)にチェックを入れて「OK」をクリックします。さらに「システムファイルのクリーンアップ」ボタンを押せば、Windows Updateで残された不要なインストールファイルなども削除対象に加わります。
8. ストレージセンサーを有効化する
Windows 10/11には「ストレージセンサー」という便利な機能があります。これを有効にすると、一定期間利用していない一時ファイルやゴミ箱内のファイルを自動で削除し、常にストレージをクリーンに保つことができます。今すぐ容量を増やすだけでなく、将来的にストレージ不足を防ぐためにも有効にしておくと安心です。
ステップ 1. 「スタート」アイコン→「設定」をクリックします。
ステップ 2. 「システム」→「記憶域」をクリックします。
ステップ 3. 「ストレージセンサー」のスイッチをオンにします。
ステップ 4. 詳細設定で「毎週削除」「30日以上の一時ファイルを削除」などを指定可能です。
9. クラウドと同期するファイルを整理する
OneDriveやDropboxを使っている場合、同期設定によっては全ファイルがPC内にも保存されてしまい、ストレージを圧迫していることがあります。「オンラインのみ保存」に設定を変更すれば、必要な時にだけダウンロードして利用できるため、すぐに数十GBの空き容量を確保できるケースもあります。
OneDriveでファイルを「オンラインのみ」として保存するには、エクスプローラーでファイルを右クリックし、メニューから「空き領域を増やす」または「オンラインのみに使う」を選択します。
個別にファイルをオンラインのみに設定する
ステップ 1. エクスプローラーを開き、OneDriveのフォルダーを開きます。
ステップ 2. オンラインのみにしたいファイルまたはフォルダーを右クリックします。
ステップ 3. 表示されたメニューから「空き領域を増やす」または「オンラインのみに使う」をクリックします。
ステップ 4. ファイルアイコンの横に青いクラウドアイコンが表示されれば、オンラインのみに保存された状態です。
まとめ
ストレージの空き容量不足は、誰もが一度は経験する問題です。しかし原因を理解し、正しい対処法を実践すれば、決して難しいことではありません。
短期的には「不要ファイルの削除」「キャッシュのクリア」「クラウドの活用」で解決できますし、長期的には「SDカードや外付けHDDの利用」「SSDへの換装」などで根本的に解決できます。
さらに、定期的な整理や自動バックアップを習慣にすれば、ストレージ不足に悩まされることはほとんどなくなるでしょう。つまり、ストレージ管理は「一度きりの作業」ではなく「生活習慣」として取り入れるのがポイントです。