保存し忘れたパワーポイントが復元できる!?今すぐ試せる5つの解決策

大事なパワーポイントを保存し忘れた経験はありませんか?この記事では、保存し忘れたパワーポイントを簡単に復元する方法を詳しく解説します。

投稿者 @カオル 2025年05月13日 更新者 @カオル 2025年05月13日

しまった!パワーポイントを保存せずに閉じてしまった…

そんな経験はありませんか?プレゼン資料を一生懸命作成したのに、誤って保存せずに終了してしまったり、突然のフリーズや電源トラブルで内容が消えてしまうと、頭が真っ白になりますよね。

でもご安心ください。実は、保存し忘れたパワーポイント(PPT/PPTX)でも復元できる可能性は十分にあります。本記事では、初心者でも簡単に実践できる「パワーポイントを復元する5つの方法」を詳しくご紹介します。自動保存や一時ファイルの活用、専用ツールまで幅広くカバーしているので、状況に応じた最適な方法がきっと見つかるはずです。

「もう一度作り直さなきゃ…」とあきらめる前に、ぜひこの記事を参考にしてください。

保存していないパワーポイントは復元できるのか?

パワーポイントのファイルをうっかり保存せずに閉じてしまった場合、「もう復元は無理かも…」と諦めがちですよね。しかし、完全に保存していない状態でも、復元できる可能性はあります。

パワーポイント(Microsoft PowerPoint)には、自動保存機能一時ファイル(Tempファイル)保存機能があり、これらが有効であれば、保存前の作業内容が一部または全て復元されることがあります。また、Windowsのバックアップ機能外部のデータ復元ソフトを使えば、削除されたファイルを取り戻せるケースも少なくありません。

つまり、「保存していない=完全消失」とは限らないのです。

次の章では、パワーポイントの復元に使える具体的な5つの方法を、初心者でも実践できるようにわかりやすく解説していきます。

パワポを保存し忘れたときの復元方法5選【初心者OK】

この部分では、PCに保存されていないPowerPointファイルを取得する方法について説明します。

ヒントパワーポイントのデータが失ったと気づいたら、上書き保存をしないでください。上書き保存していない場合の復元は容易ですが、上書き保存されたら、難しくなります。

方法1|ファイル履歴から過去のPPTファイルを復元する

Windows 8以降のオペレーティングシステムを使っていて、ファイル履歴を有効にしているなら、失ったPPT/PPTXをファイル履歴から取り戻せます。

ステップ 1. 検索ボックスに「ファイル履歴」と入力し、結果から「ファイル履歴でファイルを復元」を選択し、「開く」をクリックします。

ステップ 2. 次に、復元したいPPT/PPTXがあったファイルまたはそれを含むフォルダを探し、ファイルを見つけて緑色の「復元」ボタンをタップします。

ステップ 3. その後、「ファイルを置き換える」を選択して回復を開始します。

方法2|自動保存(AutoSave)で未保存のパワポを取り戻す

パワーポイントには自動保存機能(2010年以降のすべてのバージョン)があり、作業中のプレゼンテーションを定期的にバックアップします。このバックアップ機能を使用して、保存されていないPPT/PPTXを復元することができます。

ヒントこの機能を使う前に、自動保存機能のオプションが有効になっているか確認してください。

ステップ 1. PowerPointを起動⇒「ファイル」タブ⇒「開く」⇒「最近使ったアイテム」⇒画面右下の「保存されていないプレゼンテーションの回復」をクリックします。

ステップ 2. 保存されていないファイルの一覧から目的のファイルを選択して、ファイル上部のバーに表示されている「復元」をクリックして、保存します。

方法3|Windows File Recoveryで削除済みのPPTを復元する

Windows File Recovery は、Microsoft Storeから無料で入手できます。失われたファイルを回復するには、適切なコマンドプロンプトを入力する必要があります。このツールは、失われた情報を回復するのに役立ち、多くのファイルシステムとタイプで動作します。

ステップ 1. Microsoft Storeで「Windows File Recovery」を検索し、インストールします。

ステップ 2. Windowsの検索ボックスからWindows File Recoveryプログラムを検索して起動し、「管理者として実行」を選択します。

ステップ 3. 確認したファイルシステムに基づいて適切なモードを選択し、PPT/PPTXを復元します。

ファイルシステムに応じて推奨されるモードは以下の通りです:

ステップ 4. 正しいコマンドラインを入力し、表示されるプロンプトに従って操作します。入力したら、続行するには「Y」を押します。

▶コマンド入力例
ファイルシステムはNTFSで、最近失った「ピンクのカニの商品化.pptx」と名前のつくPPTXファイルを、CドライブからEドライブに復元する場合は、次のコマンドを入力してください。
Winfr C: E: /regular /n ピンクのカニの商品化.pptx

方法4|Tempフォルダから一時保存データを探す

保存していないPPTやPPTXファイルを復元する別の方法は、一時ファイルフォルダーを利用することです。Windowsのこの一時的な場所には、いろいろなプログラムのファイルが保存されています。

ステップ 1. Windowsファイルエクスプローラを開き、「C:/Users/UserName/AppData/Local/Temp/」パスに移動します。

ステップ 2. ファイルを検索し、日付と時刻でソートして検索範囲を絞り込みます。

ステップ 3. 復元したいファイルが見つかったら、保存します。

方法5|データ復元ソフトで消えたパワポを確実に復元する

自動保存や一時ファイル、Windowsの標準機能でも復元できない場合は、専門のデータ復元ソフトを使う方法が最も確実です。特に、保存せずに消えてしまったPPT/PPTXファイルや、削除してしまった資料の復元には、高性能な復元ツールが効果を発揮します。ここでおすすめしたいのが、Partition Assistant for Recoveryです。

✎Partition Assistant for Recoveryをおすすめする理由:
写真、音声、ビデオ、PPT/PPTX、Word、Excel、PDF、メール、動画など1000以上のファイルタイプをサポートします。
内蔵・外付けHDD/SSD、SDカード、USBドライブなど、様々なストレージデバイスに対応します。
誤削除、ごみ箱の削除、フォーマット、上書き、設定ミスなどのデータ損失のシナリオから復元できます。
直感的で使いやすいUIを提供しています。
Windows 7、8、10、11のすべてのバージョンに対応しています。
無料ダウンロードWin 11/10/8.1/8/7対応
安全かつ快適

ステップ1. 場所を選択

Partition Assistant for Recoveryをインストールして起動します。データが失われたドライブ(パワーポイントを保存していた場所、この例ではDドライブ)を選択し、「スキャン」をクリックします。

ステップ2. ファイルを選択

「クイックスキャン」で削除されたデータを迅速に検出し、その後「ディープスキャン」で他の失われたデータを検索します。スキャンが完了すると、削除されたファイルや紛失したファイルが表示されます。

ファイル名やフォルダー名を簡単に入力して、ファイルやフォルダーを検索できます。ファイル名やフォルダー名を検索したり、ファイルサイズ、変更日、ファイルタイプでフィルター処理することもできます。

ステップ3. 保存先を選択

「フォルダーの選択」ボタンをクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。

ファイルの上書きを避けるため、復元されたファイルを元場所と異なるディスクで保存しなければなりませんので注意してください。

まとめ

パワーポイントを保存し忘れた場合でも、自動保存機能や一時ファイル、Windowsのツールなどを活用することで、ファイルを復元できる可能性があります。特に、早めの対応が復元成功のカギになるため、この記事で紹介した5つの方法を順番に試してみるのがおすすめです。「もうダメかも…」と諦める前に、ぜひ本記事の内容を活用して、大切な資料を取り戻してください。