USBメモリのデータが消えた?無料ですぐに復元できる方法を紹介!
このガイドでは、USBメモリから消えたデータを、誰でも簡単に取り戻すための方法を、状況別にわかりやすく紹介します。無料で使える復元ソフトを活用して、大切なデータを守りましょう。
「突然USBメモリのデータが消えた…」そんな経験はありませんか?大切な写真、仕事の資料、学校のレポートなど、なくしては困るファイルが急に見つからなくなると、誰でも不安になります。
しかし、心配しないでください!正しい方法で対処すれば、自分でデータを復元できる可能性が十分にあります。
このページでは、USBメモリのデータが消えてしまう主な原因とその対処法を解説し、無料で使えるおすすめのデータ復元方法をご紹介します。状況に合わせて最適な対処を行い、大切なファイルを安全に取り戻しましょう。
なぜUSBメモリのデータが消えるのか?
USBメモリのデータが突然消える原因はさまざまですが、以下のようなケースが特によく見られます。
■ 誤って削除した
ファイルをうっかり削除してしまい、ごみ箱にも残っていない場合でも、実際のデータはまだUSBメモリの中に存在している可能性があります。書き込みなどの操作をせずにいれば、復元ソフトで元に戻せるチャンスは十分あります。
■ フォーマットしてしまった
「フォーマットしますか?」のメッセージに誤って「はい」を押してしまった場合があります。しかし、クイックフォーマットであれば、データそのものは上書きされていないため、復元できる可能性が高いです。
■ ファイルシステムエラー(RAW化など)
USBメモリが「フォーマットされていません」や「アクセスできません」と表示される場合、ファイルシステムが破損している可能性があります。
USBメモリから消えたデータを復元する方法3つ
USBメモリのデータが消えてしまったと気づいたとき、焦らずに適切な方法で対処すれば、元のファイルを取り戻せる可能性があります。ここでは、初心者でも実践できる3つの代表的な復元方法をご紹介します。
方法1. 専門のデータ復元ツールでUSBメモリのデータを復旧
もっとも確実で初心者にもおすすめなのが、専用のデータ復元ソフトを使う方法です。USBメモリに残っている削除済みファイルや、フォーマット後のデータ、ファイルシステムの不具合によって見えなくなったデータは、ファイル復元ツールを使えばスキャンして復元することができます。
ここでおすすめなのが、AOMEI Partition Assistant for Recoveryです。このソフトは、無料で使えるにもかかわらず、削除・フォーマット・RAW化など、あらゆるUSBトラブルに対応しています。
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このソフトは、誤削除やフォーマット、ウイルス感染、ストレージの故障といった多様なトラブルによって失われたデータの復元に対応しています。
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写真・動画・音楽・ドキュメントなど、JPEGやMP4、DOCXといった主要なファイル形式をはじめ、さまざまなデータタイプを復旧できます。
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Windows PCに対応しており、HDD、SSD、USBメモリ、SDカードなど、さまざまなストレージデバイスからデータを取り出せます。
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分かりやすい画面設計で、専門知識がなくても数ステップで復元作業を進められます。
1. まず、AOMEI Partition Assistant for Recoveryをダウンロードしてインストールし、実行します。USBドライブにマウスを合わせて「スキャン」ボタン(虫眼鏡アイコン)をクリックします。
2. ディープスキャン(完全スキャン)が自動的に実行され、復元可能なデータがすべてリストに表示されます。効率よく目的のデータを見つけるためには、検索ボックスでファイル名や拡張子を入力して検索するか、「フィルター」機能を使用して種類、更新日、サイズなどの条件を設定できます。
3. ファイルはダブルクリックするだけで簡単にプレビューできます。復元したいファイルを選択し、「復旧xつのファイル」ボタンをクリックします。
4. 最後に、「フォルダーの選択」をクリックして、復元したファイルを保存する場所を選択します。※ データの上書きを避けるために別のドライブに保存してください。
方法2. バックアップイメージから消えたデータを復元
過去にUSBメモリの内容をバックアップしていた場合は、そこから復元するという方法も有効です。
たとえば、外付けHDD、クラウドサービスなどにデータのコピーが残っていれば、そこから該当するファイルを取り戻せます。
以下では、主要なクラウドサービスを例に、復元手順をわかりやすく解説します。
1. 使用していたクラウドストレージにログインします。
2. クラウド上で、目的のファイルまたはフォルダをファイル名、更新日時、フォルダ構造などから探します。
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ファイル名の一部だけでも検索可能
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「最近使用したファイル」や「アクティビティ履歴」などから確認も可能
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誤って削除された場合は「ゴミ箱」内もチェック
3. 該当ファイルを右クリックし、「ダウンロード」「元に戻す」「バージョン履歴」などのオプションから目的に応じて復元操作を行います。
💡 万が一見つからない場合でも、クラウド側で履歴が残っていれば復元できるケースがあります。ファイルを誤って上書きしてしまったときにも、「バージョン履歴」が非常に役立ちます。
方法3. chkdskコマンドでUSBメモリから消えたデータを修復
Windowsに標準搭載されている「chkdsk」コマンドを使ってUSBメモリのエラーを修復し、見えなかったファイルが再び表示される可能性があります。
1. USBメモリをパソコンに挿入し、WindowsがUSBメモリを認識する必要があります(ドライブ文字が表示されるか確認してください)。
2. Windows検索バーに「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを管理者として実行します。
3. 以下のコマンドを入力して実行します:
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chkdsk D: /f
※「D:」の部分は、実際のUSBメモリのドライブ文字に置き換えてください。
※「/f」は、検出されたエラーを自動で修復するオプションです。
4. 画面にファイルシステムの検査内容が表示され、エラーが修復される場合は進行状況が示されます。
5. 修復完了後、USBメモリを開いてファイルが表示されるか確認します。
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/f:検出されたエラーを自動的に修復
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/r:不良セクタの検出と読み取り可能な情報の回復(時間がかかります)
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/x:必要に応じてドライブを強制的にアンマウントしてから修復
たとえば、より徹底的にチェックしたい場合は、chkdsk E: /f /rを入力できます。
よくある質問
完全に消去したファイルを復元するにはどうすればいいですか?
USBメモリのデータが破損する原因は何ですか?
物理的な損傷(コネクタの破損・水濡れ・静電気など)や、不適切な取り外し、ファイルシステムのエラーなどが主な原因です。これにより、正常にデータを読み書きできなくなることがあります。
USBのデータ復旧にかかる料金はいくらですか?
復旧費用は障害の程度や容量によって異なりますが、一般的には1万円~10万円程度です。物理的な損傷がある場合は、より高額になることがあります。
おわりに
この記事では、USBから消えたデータを復元する方法を3つご紹介しました。原因に応じた適切な対処を行えば、データを復元できる可能性は十分にあります。特に、Partition Assistant for Recoveryのような無料で使えるデータ復元ツールを活用することで、専門知識がなくても簡単に復旧作業を進められます。突然のトラブルにも落ち着いて対応できるよう、今後は定期的なバックアップも心がけておきましょう。