【プロが教える】OneDriveのファイル自動削除を防ぐ&即対応!
OneDriveの自動削除トラブルにお困りですか?消えたファイルを復元する3つの方法と、削除を防ぐ設定手順を紹介します。
最近、「OneDriveでファイルが勝手に削除された!」という声をよく耳にします。
大切なファイルが突然消えてしまうと、仕事やプライベートに大きな支障が出るため、焦ってしまう方も多いでしょう。
本記事では、なぜOneDriveのファイルが勝手に削除されるのか、その原因をわかりやすく解説します。さらに、消えたファイルを簡単に復元する方法や、今後同じトラブルを防ぐための設定方法についても、具体的な手順を交えてご紹介します。
大事なデータを守るために、ぜひ最後までご覧ください。
OneDriveでファイルが勝手に削除される原因とは?
OneDrive(ワンドライブ)は、写真やビデオ、ファイルを安全にバックアップし、保護し、同期するための人気のあるサービスです。しかし、一部のユーザーは、OneDriveが無断でファイルを削除したと報告しています。なぜOneDriveはファイルを勝手に削除するのでしょうか。この問題にはいくつかの原因があります。
OneDriveでファイルが自動的に削除される理由:
- ▷ストレージ容量が足りない:デバイスのディスク容量が不足していると、Windowsのストレージセンサーが働き、OneDrive内の一時ファイルが自動的に削除されることがあります。この問題を解決するには、ストレージセンサーを無効にしてください。
- ▷古いOneDriveのバージョン:最新のOneDriveを使っていないと、プログラムの不具合でファイルが自動的に削除されることがあります。OneDriveが最新の状態であることを確認してください。
- ▷システムファイルの破損:OneDriveはシステムファイルに依存しています。これらのファイルが壊れると、自動的にファイルが削除されることがあります。システムファイルチェッカー(sfc /scannow)を実行すると、問題が解決することがあります。もしsfc /scannowがうまく動かない場合は、表示されるエラーメッセージをクリックして解決策を探してください。
- ▷ハードドライブの不良セクタ:ハードドライブに不良セクタがあると、ファイルが失われることがあります。chkdskコマンドを使ってチェックし、不良セクタを修正しましょう。
- ▷その他の要因:同期の問題やOneDriveのファイルオンデマンドの設定が原因でファイルが削除されることがあります。OneDriveのリンクを解除し、再度リンクし直して、設定が正しくないか確認してください。
次の手順に従って、失ったファイルを取り戻すことができます。
勝手に削除されたOneDriveのファイルを復元する方法
OneDriveで自動的に消去されたファイルを取り戻すには、専門のデータ復元ツールを使うか、OneDriveから直接復元する方法があります。このセクションでは、詳しい手順をお伝えします。
方法1:データ復元ソフトでOneDriveから消えたファイルを復元する
OneDrive以外にバックアップがない場合は、専門のデータ復元ツールが必要です。多くのデータ復元ソフトの中で、Partition Assistant for RecoveryがWindowsユーザーに特におすすめです。Windows 11、10、8、7と完全に互換性があります。また、フォーマットされたディスクや暗号化されたドライブ、壊れたドライブからのデータ復元もサポートしています。
- ✎Partition Assistant for Recoveryをおすすめする理由:
- 写真、音声、ビデオ、PPT/PPTX、Word、Excel、PDF、メール、動画など1000以上のファイルタイプをサポートします。
- 内蔵・外付けHDD/SSD、SDカード、USBドライブなど、様々なストレージデバイスに対応します。
- 誤削除、ごみ箱の削除、フォーマット、上書き、設定ミスなどのデータ損失のシナリオから復元できます。
- 直感的で使いやすいUIを提供しています。
- Windows 7、8、10、11のすべてのバージョンに対応しています。
ステップ1. 場所を選択
Partition Assistant for Recoveryをインストールして起動します。データが失われたドライブ(この例ではDドライブ)を選択し、「スキャン」をクリックします。
ステップ2. ファイルを選択
「クイックスキャン」で削除されたデータを迅速に検出し、その後「ディープスキャン」で他の失われたデータを検索します。スキャンが完了すると、削除されたファイルや紛失したファイルが表示されます。
ステップ3. 保存先を選択
「フォルダーの選択」ボタンをクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。
方法2:OneDriveのごみ箱から削除ファイルを確認・復元する
OneDriveがファイルを自動で削除していると気づいたら、まずOneDriveのごみ箱を見てください。ファイルが一時的にそこにあるかもしれません。しかし、こうした状況では、プログラムに問題が起きて、ファイルが無作為に削除されたり、最悪の場合は完全に失われることもあります。
ステップ 1. ナビゲーションウィンドウで「ごみ箱」を選びます。
ステップ 2. 復元したいファイルやフォルダーを選ぶには、項目にカーソルを合わせて、表示されるチェックボックスをクリックし、「復元」をクリックします。
方法3:OneDriveを過去の状態に戻してファイルを復元する
OneDriveでは、過去に遡って削除したファイルを復元できます。削除されたファイルは一度に復元されるので、復元する前に大切なファイルのコピーを作っておくことが大切です。
ステップ 1. 「設定」から「OneDriveの復元」を選択します。
ステップ 2. 復元ページで復元したい時点の日付を選択し、「復元」を選びます。
OneDriveのファイル自動削除を防ぐ設定方法
OneDriveで自動削除を止めるには、ストレージセンサーを無効化してみるか、OneDriveのファイルオンデマンド設定や自動保存設定を確認するか、同期を一時停止や解除するなどの方法があります。このセクションでは、詳しい手順をお伝えします。
※続ける前に:
古いバージョンを使っていると、うまく動かないことがあります。OneDriveをアップデートすると、この問題が解決します。プログラムの更新に加えて、ハードドライブの不良セクタをチェックしたりすることもできます。
方法1:Windowsのストレージセンサーをオフにする
Windows 10/11では、ストレージセンサー機能がオンになっていると、ローカルのディスクスペースを節約するために、長期間使用されていないOneDriveのファイルが自動的にクラウドへ移行され、ローカルからは削除されることがあります。これを無効にすることで、ファイルが自動で削除されるのを防ぐことができます。
ステップ 1. Windowsの「設定」を開いて、「システム」をクリックします。
ステップ 2. 「ストレージ(或いは記憶域)」を選択して、「ストレージセンサー」の設定を確認し、「ストレージセンサーを自動的に管理する」オプションをオフにします。
方法2:OneDriveのファイルオンデマンド機能を見直す
OneDriveにはファイルオンデマンドという機能があり、ローカルディスクのスペースを節約するために、使っていないファイルをクラウドに置きつつ、必要に応じてダウンロードする仕組みがあります。この機能を無効にすることで、ファイルが自動的にクラウドに移動するのを防ぐことができます。
ステップ 1. OneDriveアイコンを右クリックして「設定」を選択します。
ステップ 2. 「ファイルオンデマンド」の項目で、「スペースを節約し、ファイルを使用時にのみダウンロードする」のチェックを外します。
方法3:OneDriveの自動保存設定をカスタマイズする
OneDriveの自動保存機能が有効になっていると、特定のファイルが自動でクラウドに保存されたり、同期設定によりファイルが削除されることがあります。これを確認して、必要に応じて設定を変更します。
ステップ 1. OneDriveアイコンを右クリックして「設定」を選択します。
ステップ 2. 「バックアップ」タブを選択して」、「フォルダーのバックアップを管理」から、自動バックアップの設定を確認し、不要なものはオフにします。
方法4:同期設定を一時停止または解除する
もしファイルの削除や同期がうまくいかない場合は、OneDriveの同期を一時的に停止または解除して、手動でファイルを管理することも選択肢の一つです。
ステップ 1. OneDriveアイコンを右クリックします。
ステップ 2. 「同期の一時停止」を選択して、必要に応じて停止します。
まとめ
OneDriveでファイルが勝手に削除される原因には、ストレージセンサーやファイルオンデマンド機能、同期設定の影響など、いくつかの要因が考えられます。まずはOneDriveのごみ箱やバージョン履歴を確認し、それでも見つからない場合は、データ復元ソフトを使うことで高確率で復元できる可能性があります。また、同じトラブルを繰り返さないためには、OneDriveの設定を見直すことが重要です。この記事で紹介した手順を実践すれば、ファイルの予期せぬ削除を防ぎ、安心してOneDriveを活用できるようになります。