ニコンカメラで削除した写真を復元する方法

ニコン(Nikon)のカメラで撮影した写真をうっかり削除してしまった…そんな経験はありませんか?この記事では、ニコンカメラで消してしまった写真を復元する方法をご紹介します。

ひとみ

更新者: ひとみ / 2025年05月29日

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ニコンカメラで写真が消える主な原因

ニコンのカメラで撮影した写真が突然消えてしまったり、確認しようとしたらフォルダが空になっていたりすることは、決して珍しいトラブルではありません。その原因としてもっとも多いのがユーザーの誤操作です。たとえば、再生画面で不要な画像を削除するつもりが、誤って大切な写真まで選択してしまうケースや、「すべて削除」「カードの初期化」などの操作を確認せずに実行してしまうことがあります。

ニコンカメラ

さらに、SDカードの物理的または論理的な障害も原因のひとつです。カメラの電源がオンのままSDカードを抜いたり、撮影中に電源が突然落ちたりすると、カードが破損してファイルシステムにエラーが生じ、写真が読み込めなくなることがあります。加えて、長期間使用しているSDカードは書き込みエラーやファイルの断片化が起きやすくなり、それによって写真データの一部が失われるリスクも高まります。

また、SDカードのフォーマットも大きなトラブル要因です。たとえば、パソコンで「ディスクのフォーマットが必要です」と表示され、それに従ってフォーマットしてしまうと、SDカード内のすべての写真が消えてしまいます。こうした状況でも、実はデータが完全に消えたわけではなく、上書きされていなければ復元できる可能性があります。

ニコンカメラで削除した写真を復元する方法

ニコンカメラで削除してしまった写真を復元するには、適切な準備と信頼できる復元ソフトウェアの利用が非常に重要です。ここでは、復元に必要なものと、実際の操作手順について説明します。

1. 必要なもの(PC・カードリーダー・復元ソフト)

まず準備するべきなのは、WindowsまたはMacのパソコンです。復元作業には専門ソフトを使う必要があるため、スマートフォンでは対応できません。次に必要なのが、ニコンカメラのSDカードを読み込めるカードリーダーです。最近のノートパソコンにはSDカードスロットが内蔵されていることも多いですが、ない場合はUSB接続の外付けカードリーダーを使用します。

そして最も重要なのが、写真の復元に対応した信頼性の高い復元ソフトです。

Nikon(ニコン)のデジタルカメラで撮影した大切な写真をうっかり削除してしまった場合でも、焦る必要はありません。SDカードに保存されていた写真は、上書きされていない限り、専用の復元ツールで元に戻せる可能性があります。そんな時に頼りになるのが、プロなデータ復元ソフトである「Partition Assistant for Recovery」です。

Partition Assistant for Recoveryは、誤削除・初期化・フォーマットなどによって失われたデータをスキャンし、復元できる機能です。ニコンのカメラで使用されるSDカードやXQDカード、CFexpressカードなどをPCに接続すれば、ドライブとして認識され、スキャンが可能になります。

このツールは、JPEGやPNGなどの通常の画像だけでなく、NEF(NikonのRAW形式)などの特殊なファイル形式にも対応しており、プロ・アマ問わずニコンユーザーにとって心強い味方となるでしょう。

Partition Assistant for Recoveryが特に優れている理由は次の通りです:
RAWファイル対応(NEFなど):Nikonの一眼レフやミラーレスで撮影されたRAW画像形式「NEF」の復元にも対応。画質を重視するユーザーに最適。
高精度なスキャン機能:削除・フォーマット・読み取り不能なカードからでも、ディープスキャンによってデータ痕跡を丁寧に探し出します。
復元前のプレビューが可能:スキャン結果から写真を一覧表示し、復元する前に中身を確認できるので、無駄なく必要な写真だけを取り戻せます。
初心者でも使いやすいインターフェース:クリック操作で簡単に復元プロセスを進められ、専門知識がなくても安心です。

※注意:以前のデータが上書きされる恐れがあるため、データが失われたパーティションに本ソフトウェアをダウンロードしてインストールしないでください。 

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2. NikonカメラのSDカードから写真を復元する手順

ニコンカメラのSDカードで削除した写真を復元する場合、Partition Assistant for Recoveryが一番おすすめです。NEFファイルのような特殊形式への対応や、高精度スキャン・プレビュー機能など、復元に必要なすべてが揃っている信頼性の高いツールです。

準備が整ったら、以下の手順で削除された写真を復元していきます。

ステップ 1. デジカメのSDカードをカードリーダーでPCに接続してください。Partition Assistant for Recoveryをインストールして実行します。ファイルをスキャンして復元するSDカードドライブを選択し、「スキャン」ボタンをクリックします。

スキャン

ステップ 2. スキャンが終了したら、見つかったすべての失われたファイルを表示できます。また、ファイル名やフォルダー名を簡単に入力して、ファイルやフォルダーを検索できます。ファイル名やフォルダー名を検索したり、ファイルサイズ、変更日、ファイルタイプでフィルター処理することもできます。

フィルター

ステップ 3. 復元したいファイルを選択し、「復旧」ボタンをクリックして復元してください。「フォルダーの選択」をクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。

フォルダの選択

破損/フォーマットしたニコンカメラのSDカードの復元方法

「フォーマットしてください」と表示されたり、SDカードが読めない場合でも、実は中のデータが残っているケースがあります。まずは、コマンドプロンプトでSDカードの状態を診断・修復してみましょう。

ステップ 1. パソコンの検索ボックスで「cmd」と入力し、表示されたコマンドプロンプト(cmd.exe)を右クリックして「管理者として実行」を選択します。

ステップ 2. コマンドプロンプト画面で「chkdsk E: /f」と入力してEnterキーを押します。※「E:」はSDカードのドライブレターに変更してください。

このコマンドで、ファイルシステムのエラー修復が自動で実行されます。復元ソフトで読み取れる状態に戻ることも多いので、まずはこの方法を試す価値ありです。

Diskpartコマンドに慣れていないユーザがいますので、間違ったディスクを消去するような操作をする可能性があります。こんな場合、サードパーティ製のパーティション管理ツールをお勧めします。ここで弊社のPartition Assistant for Managementをお勧めします。簡潔明瞭なメインインターフェイスでSDカードのパーティションを簡単に修復することができます。

パーティションをチェック

「クイックフォーマット」されたSDカードなら、上書きされていない限り、復元ソフトで写真の復元が可能です。Partition Assistant for Recoveryでもこのパターンに対応しています。

まとめ

ニコンカメラで撮影した大切な写真が突然消えるのは、とてもショックです。しかし、その原因の多くは誤操作やSDカードの一時的な不具合です。ニコンカメラで削除した写真を復元するには、まずはSDカードの使用を中止し、信頼できる復元ソフト、パソコン、カードリーダーを準備して、迅速に復元作業を進めましょう。

特にNEFファイルなどのRAW形式はファイルサイズが大きく、上書きされるリスクが高いです。写真の損失に気づいたらすぐに対処することが重要です。また、今後のトラブルを防ぐためには、SDカードの定期的な交換、撮影後すぐのバックアップ、データの取り扱いに注意を払うことが大切です。

ひとみ
ひとみ · 編集者
ひとみは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理などの記事もたくさん持っています。分かりやすく、手順が追いやすい文章を心がけ、ユーザーがトラブルをスムーズに解決できるように工夫しています。専門用語を適切に解説し、異なる知識レベルの読者にも理解しやすい文章を心がけています。信頼性の高い情報を見極め、最新のトレンドやテクノロジー動向にも常に注意を払っています。