【Windows対応】上書き・削除したPowerPointファイルを簡単に復元する方法
PowerPointファイルを誤って上書き・削除してしまった?Windowsで簡単にPPTデータを復元する方法を画像付きで解説!初心者でもすぐできる復元ステップを紹介します。
大事なPowerPoint資料を上書き保存してしまったり、突然ファイルが消えてしまった経験はありませんか?
プレゼン前の慌ただしい作業中に「やってしまった…」と焦る瞬間、誰にでも起こり得ます。
でもご安心ください。Windowsには、上書きや削除されたPowerPointファイルを復元するための方法がいくつも用意されています。さらに、OneDriveのバージョン履歴や、自動保存機能、そして信頼できるデータ復元ソフトを活用すれば、高確率で失ったファイルを取り戻すことが可能です。
この記事では、初心者でもすぐに試せる復元方法から、確実性の高いプロ仕様の復旧手段まで、わかりやすく解説していきます。大切なPowerPointデータを救いたい方は、ぜひ最後までチェックしてください!
PowerPointを以前のバージョンに戻す2つの方法
この部分では、Windows 10で上書きされたパワーポイントを復元する2つの方法を紹介します。
解決策1:以前のバージョンのPPTファイルを直接復元する
以前のバージョンのファイルを復元することで、上書きされたPowerPointデータを取り戻せます。必要なプレゼンテーションが保存されているディスクで、ファイル履歴やシステム保護が有効であれば、表示されたPPTファイルの中から古いバージョンを選べます。
ステップ 1. 「Win+E」を押してファイルエクスプローラーを開き、削除したファイルが保存されているフォルダーを見つけます。
ステップ 2. PowerPointフォルダを右クリックし、「以前のバージョンの復元」を選択します。
ステップ 3. 欲しいバージョンのPowerPointがあるフォルダを選び、「復元」をクリックします。
解決策2:オンラインのバージョン履歴を使用して、PPTファイルの以前のバージョンを復元する
OneDriveやSharePoint Onlineに保存したPowerPointファイルの以前のバージョンを復元できます。
ステップ 1. PowerPointを開き、「ファイル」>「開く」>「最近使ったアイテム」を選び、右下の「保存されていないプレゼンテーションの回復」をクリックします。
ステップ 2. 欲しいバージョンを選び、上部の「復元」をクリックして保存します。
失われたPowerPointファイルを復元するには?
では、Windows 10でファイル履歴やシステム保護が有効でない、かつパワポをOneDriveやSharePoint Onlineに保存していない場合は、どうすればいいのでしょうか?
上記の方法で復元できなかった場合でも、専用のデータ復元ソフトを使えば、削除・紛失したPowerPointファイルを高確率で復旧することが可能です。おすすめなのが、Partition Assistant for Recoveryです。このソフトは、削除済み・フォーマット済みのファイルも復元可能で、PowerPoint(.ppt/.pptx)を含む多種多様なファイル形式に対応しています。
- ✎Partition Assistant for Recoveryをおすすめする理由:
- 写真、音声、ビデオ、PPT/PPTX、Word、Excel、PDF、メール、動画など1000以上のファイルタイプをサポートします。
- 内蔵・外付けHDD/SSD、SDカード、USBドライブなど、様々なストレージデバイスに対応します。
- 誤削除、ごみ箱の削除、フォーマット、上書き、設定ミスなどのデータ損失のシナリオから復元できます。
- 直感的で使いやすいUIを提供しています。
- Windows 7、8、10、11のすべてのバージョンに対応しています。
ステップ1. 場所を選択
Partition Assistant for Recoveryをインストールして起動します。データが失われたドライブ(PowerPointの保存先、この例ではDドライブ)を選択し、「スキャン」をクリックします。
ステップ2. ファイルを選択
「クイックスキャン」で削除されたデータを迅速に検出し、その後「ディープスキャン」で他の失われたデータを検索します。スキャンが完了すると、削除されたファイルや紛失したファイルが表示されます。
ステップ3. 保存先を選択
「フォルダーの選択」ボタンをクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。
PowerPointで自動保存と自動復元を設定するには?
PowerPointで自動保存と自動復元を設定するには、以下の手順に従ってください。これにより、作業中のプレゼンテーションが定期的に保存され、予期しないクラッシュや電源オフの際に復元できるようになります。
自動保存と自動保存の間隔を設定する
ステップ 1. パワポを開いて、任意のプレゼンテーションを開いてください。
ステップ 2. 左上の「ファイル」タブをクリックします。「ファイル」メニューの左下にある「オプション」をクリックします。
ステップ 3. PowerPointの「オプション」ウィンドウが開いたら、左側の「保存」をクリックします。
ステップ 4. 「次の間隔で自動回復用データを保存する」にチェックを入れ、保存の間隔を設定します(例:10分ごとに保存)。また、「自動回復用データの場所」を確認し、必要に応じて変更することもできます。
ステップ 5. 「自動保存を既定でオンにする」のチェックボックスを確認し、必要であればチェックを入れます(PowerPoint for Microsoft 365 などで有効)。設定を変更したら「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。
自動復元の機能を設定する
ステップ 1. PowerPointを起動すると、自動保存されたファイルが「ドキュメントの回復」ウィンドウに表示されます。
ステップ 2. リストから復元したいファイルをクリックして開きます。これで、自動保存と自動復元の設定が完了し、突然のクラッシュや予期しない事態に備えることができます。
まとめ
PowerPointファイルが上書きされたり、突然消えてしまった場合でも、Windowsには「以前のバージョンの復元」や「自動保存」など、さまざまな復元手段があります。OneDriveを使っている場合は、バージョン履歴からも過去の状態に戻すことが可能です。万が一、それらの方法で復元できない場合でも、専用のデータ復元ソフトを活用すれば、削除済みのファイルも高確率で取り戻せるチャンスがあります。大切なプレゼン資料を守るためにも、日頃から自動保存・自動復元機能の設定を見直すことが重要です。万が一に備え、早めの対策と、万が一の際は落ち着いて正しい手順で復元を試みましょう。
PowerPointファイル復元に関するFAQ
Q:保存されていないPowerPointファイルを復元するにはどうすればよいですか?
A:自動復元が有効な場合、デフォルトまたはカスタムの保存バックアップから未保存のPowerPointファイルを復元できます。無効な場合は、PPTを開いて「ようこそ」ページに行き、「保存されていないプレゼンテーションの復元」を選びます。その後、「ドキュメントの復元」セクションでパワポファイルのバージョンを選択します。また、一時フォルダーからファイルを復元することも可能です。
Windowsファイルエクスプローラーを開くには、「Win+E」を押します。次に、C:\Users\「UserName」\AppData\Roaming\Microsoft\PowerPointのフォルダーに進みます。必要なPowerPointファイルを見つけて、新しいフォルダーにコピーし、拡張子をpptまたはpptxに変更して、開けるか確認し、別の保存先に保存します。
Q:消去されたPowerPointを復元するにはどうすればよいですか?
A:永久に消去されたPowerPointファイルを取り戻すには、データ復元ソフトを使うのが一番良い方法です。このツールを使うことで、制限を少なくしながら、できるだけ多くのデータを復元できます。
Q:データを失うことなくPowerPointを保存するにはどうすればよいですか?
A:Microsoft PowerPointで自動保存と自動復元を設定します。PPTファイルを開いて、「ファイル」>「オプション」>「詳細設定」>「保存」を選びます。次に、「次の間隔で自動回復用データを保存する」をチェックして「保存」をクリックします。「自動保存を既定でオンにする」のチェックボックスを確認します。これでPPTファイルに変更があった場合、バックアップコピーが自動で保存されます。ファイルやフォルダーのバックアップを作成するには、Windowsの「バックアップと復元」や「以前のバージョン」機能を使います。