【保存版】デスクトップアイコンが消えた時の7つの対処法と復元方法

アイコンが消えた、削除できない…そんな時の原因と7つの解決策をわかりやすく解説。復元方法もセットで安心!

カオル

更新者: カオル / 2025年05月15日

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いつの間にかデスクトップのアイコンが全部消えてしまった…」或いは「いらないデスクトップアイコンを削除したのに、次回起動時にまた表示されてしまう…」そんな突然のトラブルに焦った経験はありませんか?

よく使うアプリやファイルへのショートカットが消えると、作業効率にも影響しますよね。

実は、デスクトップアイコンが消える原因は設定の変更や一時的な不具合、ユーザー権限の問題などさまざまです。原因がわからないままでは、再び同じ問題が起こる可能性もあります。

本記事では、デスクトップアイコンが消えたとき、或いは削除できない場合の対処法に試すべき7つの対処法をわかりやすく解説します。さらに、誤って削除してしまったファイルを復元する方法も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

デスクトップアイコンが消えた

なぜデスクトップアイコンが消えたのか?主な原因を解説

デスクトップ上のアイコンが突然消えてしまうと、思わず「ウイルス?」と疑いたくなるかもしれません。ですが、多くの場合は設定や一時的な不具合、アカウントや同期機能の影響など、比較的よくある原因によるものです。

主な原因としては、以下のようなものが考えられます:

デスクトップアイコンの表示設定がオフになっている

Windowsの設定で「デスクトップ アイコンの表示」が無効になっていると、アイコンがすべて非表示になります。

エクスプローラー(explorer.exe)の一時的な不具合

システムの一時的な不具合で、アイコンが正しく表示されないことがあります。

Windowsのユーザーアカウントが切り替わった/新規になった

別のアカウントにログインしている場合、当然ながら前のアカウントのアイコンは表示されません。

OneDriveやGoogle Driveなどの同期サービスの影響

同期設定によりデスクトップのファイルがクラウド側に移動され、ローカルに表示されなくなるケースがあります。

ウイルスやマルウェアの影響

稀ではありますが、悪意のあるソフトウェアによってデスクトップの表示が妨害されることもあります。

まずは焦らず、上記のいずれに当てはまるか確認してみましょう。

対処法① デスクトップアイコンの設定を見直して削除する

Windowsの設定は、ユーザーが自分の好みに合わせて設定を変更し、オペレーティングシステムを調整し、デバイスを管理するためのMicrosoft Windowsの機能です。

手順 1. 「Win+I」を押してWindowsの設定を開き、「個人用設定」を選択します。

個人用設定

手順 2. 「テーマ」をクリックします。

手順 3. 右側にある「デスクトップアイコンの設定」を選びます。

デスクトップアイコンの設定

手順 4. 削除したいアイコンのチェックを外します。その後、「アイコンの変更」を選び、「OK」をクリックします。逆に、復元したいアイコンにはチェックを入れてください。

対処法② 管理者権限でごみ箱をリセットする

ユーザーはよく不要なデスクトップアイコンをごみ箱に移動しますが、ごみ箱が空でアイコンがグレーアウトしている場合、破損している可能性があります。

デスクトップのファイルやアイコンが削除されないようにするために、管理者権限のコマンドプロンプトでごみ箱をリセットできます。

手順 1. 検索バーに「cmd」と入力し、「管理者として実行」を選んでコマンドプロンプトを開きます。

手順 2. ウィンドウにrd /s /q C:\$Recycle. binと入力し、「Enter」キーをして実行します。Cの部分は他のドライブ文字に変更できます。

cmd

対処法③ 削除権限を確認してデスクトップから消す

管理者権限がない場合、デスクトップからごみ箱を削除しようとすると、ごみ箱がグレーアウトすることがあります。特に、許可なしにデスクトップのアイコンを変更することはできません。デスクトップのショートカットを削除する際は注意が必要です。

手順 1. 削除したいデスクトップアイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択してから「セキュリティ」タブに移動します。自分のユーザー名を見つけ、「編集」ボタンをクリックします。

手順 2. 「フル コントロール」の隣にある「許可」ボックスにチェックを入れます。「適用」ボタンを押した後、「OK」をクリックしてウィンドウを閉じてください。

フル コントロール

対処法④ システム権限を変更して強制的に削除する

もし前の手順を試してもデスクトップからショートカットが削除できない場合、システム権限を変更する必要があるかもしれません。これが終われば、ショートカットをデスクトップから削除できるようになります。

手順 1. 削除したいデスクトップアイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択して「セキュリティ」タブをクリックし、「詳細設定」を開きます。所有者の横にある「変更」ボタンを押します。

手順 2. 「選択するオブジェクト名を入力してください」というウィンドウで、ユーザー名を入力します。その後、「名前の確認」をクリックし、「OK」を押します。

名前の確認

手順 3. 「セキュリティの詳細設定」ウィンドウに戻り、「子オブジェクトのアクセス許可エントリすべてを、このオブジェクトからの継承可能なアクセス許可エントリで置き換える」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックします。

「OK」ボタンをクリック

対処法⑤ アイコンキャッシュを再構築して表示バグを修正する

デスクトップのアイコンが壊れていると、削除後に再表示されることがあります。この場合、アイコンキャッシュを再構築することで問題を解決できます。以下の手順に従って、この作業を行ってください。

手順 1. Windows キーとR キーを押し、「cmd」と入力してEnterキーを押し、管理者としてコマンドプロンプトを実行します。

手順 2. 以下のコマンドを入力して、アイコンキャッシュを再構築します。 各コマンドラインを入力した後、Enterキーを押してください。

  • cd /d %userprofile%\AppData\Local\Microsoft\Windows\Explorer(アイコンキャッシュを保存するディレクトリを見つけます。)
  • taskkill /f /im explorer.exe(ファイルエクスプローラーのプロセスを終了します。)
  • del iconcache*(アイコンキャッシュのファイルを削除します。)
  • Explorer. exe(エクスプローラを再起動します。)

cmd

対処法⑥ 同期サービスを停止してアイコンの復活を防ぐ

同期サービスは、ローカルハードドライブのストレージを節約するのに役立ちます。しかし、OneDriveなどのクラウドストレージを使うと、削除したデスクトップのアイコンやファイル、フォルダが元に戻ってしまいます。つまり、これがクラウド同期サービスによってデスクトップアイコンが削除後に再び表示される理由です。

OneDrive

ここは例として、OneDriveを無効にする方法を説明します。

手順 1. OneDriveアイコンを右クリックします。

手順 2. 「同期の一時停止」を選択して、必要に応じて停止します。

対処法⑦ ウイルスやマルウェアの影響をチェックする

ウイルスに感染すると、データが失われたり、コンピュータがクラッシュしたり、ハードドライブが壊れたりすることがあります。また、Windowsのデスクトップで「ショートカットが永続的に表示される」という問題が起こることもあります。この場合、Windows Defenderというウイルス対策ソフトを使って、コンピュータ内のウイルスやマルウェアをスキャンできます。

手順 1. スタートをクリックし、メニューから「Windowsセキュリティ」を選択します。

Windowsセキュリティ

手順 2. Windowsセキュリティ画面で、「ウイルスと脅威の防止」をクリックします。

ウイルスと脅威の防止

手順 3. 右ペインで「クイックスキャン」をクリックします。

クイックスキャン

おまけ:削除したアイコンやファイルを復元する

もし必要なアイコンやファイルを誤って削除してしまった(或いは原因がわからないまま消えた)場合でも、復元する手段はあります。Windowsの「ごみ箱」から復元できる場合もありますが、完全に削除されたファイルや、外付けドライブ上のデータなどはそれだけでは戻せないことも。そんなときにおすすめなのが、Partition Assistant for Recoveryです。「消してしまった!」と気づいたら、すぐにソフトを使ってスキャンするのがポイントです。

✎Partition Assistant for Recoveryをおすすめする理由:
写真、音声、ビデオ、PPT/PPTX、Word、Excel、PDF、メール、動画など1000以上のファイルタイプをサポートします。
内蔵・外付けHDD/SSD、SDカード、USBドライブなど、様々なストレージデバイスに対応します。
誤削除、ごみ箱の削除、フォーマット、上書き、設定ミスなどのデータ損失のシナリオから復元できます。
直感的で使いやすいUIを提供しています。
Windows 7、8、10、11のすべてのバージョンに対応しています。
無料ダウンロードWin 11/10/8.1/8/7対応
安全かつ快適

ステップ1. 場所を選択

Partition Assistant for Recoveryをインストールして起動します。データが失われたドライブ(この例はCドライブ)を選択し、「スキャン」をクリックします。

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ステップ2. ファイルを選択

「クイックスキャン」で削除されたデータを迅速に検出し、その後「ディープスキャン」で他の失われたデータを検索します。スキャンが完了すると、削除されたファイルや紛失したファイルが表示されます。

ファイル名やフォルダー名を簡単に入力して、ファイルやフォルダーを検索できます。ファイル名やフォルダー名を検索したり、ファイルサイズ、変更日、ファイルタイプでフィルター処理することもできます。

検索する

ステップ3. 保存先を選択

「フォルダーの選択」ボタンをクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。

ファイルの上書きを避けるため、復元されたファイルを元場所と異なるディスクで保存しなければなりませんので注意してください。

保存先を選択

まとめ

デスクトップアイコンが突然消えてしまうと焦ってしまいますが、多くの場合は設定の見直しや一時的な不具合の修正で解決可能です。本記事で紹介した7つの対処法を一つずつ試していけば、アイコンが元通り表示されるケースがほとんどです。また、もし大切なファイルやショートカットを誤って削除してしまった場合でも、Partition Assistant for Recoveryを使えば簡単に復元できる可能性があります。トラブルに振り回されないためにも、定期的なバックアップや設定の確認を習慣化することもおすすめです。

カオル
カオル · 編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。