Windowsクリーンアップ完全ガイド|PCを軽くする

PCを長く使っていると、なんとなく「重くなったな」「Cドライブの空きが少ないな」と感じることはありませんか?その原因のほとんどは、不要ファイルの蓄積によるストレージ圧迫です。Windowsには便利なクリーンアップ機能がありますが、標準機能だけでは取りきれない隠れたゴミもあるんです。この記事では、Windows標準機能と無料のPCクリーナーの組み合わせで、Windowsパソコンを安全・効果的にクリーンアップする方法を徹底解説します!

投稿者 @ひとみ 2025年07月22日 更新者 @ひとみ 2025年07月22日

ユーザー事例:Cドライブがいっぱい、クリーンアップしたい

 

Windows 10のノートパソコンを使っているのですが、エクスプローラーでCドライブを見ると赤いバーが表示されていて、空き容量がほとんどありません。写真とか動画は外付けに移したのですが、あまり変わらず…。Windowsのクリーンアップ機能を使えばもう少し容量が空くのでしょうか?初心者でも安全にできるクリーンアップ方法を教えてください。

補足: SSD搭載/容量は256GBです。

- ユーザーからの質問

Windowsクリーンアップは、パソコンにたまった不要なファイルやデータを削除する作業です。 これには一時ファイル、古いログファイル、キャッシュ、大容量ファイル、不要なアプリなどが含まれます。 長い間放置するとCドライブが圧迫され、PCの動作が遅くなる原因になります。 特にWindowsは、システムやアプリを使っていると多くの一時データを作成するため、定期的なクリーンアップがパフォーマンスを維持するために重要です。 クリーンアップは、PCの容量を確保するだけでなく、システムの安定性やセキュリティの向上にも役立ちます。

無料のPCクリーナーでクリーンアップする方法

Windowsにはクリーンアップのための標準ツールがいくつかありますが、それでも見逃されがちなジャンクファイルを削除したい場合は、専用のPCクリーナーソフトを利用するのがおすすめです。たとえば「Partition Assistant for Cleanup」は、ジャンクファイル・重複ファイル・大容量ファイルなどを自動的に検出・分類し、数クリックで安全に削除することができます。視覚的なインターフェースで初心者にもわかりやすく、手動では見つけにくい隠れたファイルまでスキャン可能な点が特長です。このような無料ツールを活用することで、より深いレベルのクリーンアップが実現できます。

無料ダウンロードWindows 11/10/8/7/Server
安全かつ快適

ステップ 1. Partition Assistant for Cleanupをインストールして起動します。「ジャンクファイルの削除」タブをクリックします。「スキャン開始」ボタンをクリックして、ジャンクファイルのスキャンを開始します。

ステップ 2. スキャン処理が完了すると、すべてのシステムジャンクファイル(ごみ箱ファイル、一時ファイル、ログファイル、無効なショートカットなど)とレジストリジャンクファイル(DLLレジストリ、システムレジストリ、プログラムレジストリなど)が表示されます。不要なファイルを選択したら、「今すぐ削除」ボタンをクリックしてクリーンアップを開始します。

ステップ 3. クリーンアップには時間がかかる場合があります。選択したファイルがクリーンアップされます。プロセスが完了すると、クリーンアップ完了ウィンドウが表示され、クリーンアップ済みのファイルとまだクリーンアップされていないファイルの数が表示されます。

Windows標準機能でクリーンアップする方法

Windowsには元々、ディスクの掃除や不要データの削除を行うための機能が数多く備わっています。以下では、それらの方法を順番に紹介します。

1. ディスククリーンアップツールを使う

Windowsに標準搭載されている「ディスククリーンアップ」は、最も手軽に使えるクリーンアップツールです。

ステップ 1. スタートメニューで「ディスククリーンアップ」と検索して起動します。

ステップ 2. 対象のドライブ(通常はC:)を選択し、「OK」をクリックします。

ステップ 3. 「一時ファイル」「縮小表示(サムネイル)」「ごみ箱」などにチェックを入れて、「OK」をクリックしてクリーンアップが開始されます。

2. 設定アプリから一時ファイルを削除

Windows 10/11では、設定アプリからも不要な一時ファイルを簡単に削除できます。グラフィカルで見やすく、初心者でも安心して操作できます。

ステップ 1. スタートボタン →「設定(歯車アイコン)」をクリックします。

ステップ 2. 「システム」→「記憶域(ストレージ)」を選択します。

ステップ 3. 「一時ファイル」をクリックしてスキャンを待ちます。

ステップ 4. 削除したい項目(例:ダウンロード、一時インターネットファイルなど)をチェックします。

ステップ 5. 「ファイルの削除」をクリックします。

3. システムファイル(Windows Update等)を削除

Windows Update後に残る「旧バージョンのWindows」や「Windows Updateの一時ファイル」は、数GB以上の容量を占めることがあります。これらは「ディスククリーンアップ」や「設定アプリ」の「システムファイルの削除」機能で削除可能です。ただし、削除後は以前のWindowsバージョンに戻すことができなくなるため、慎重に判断しましょう。

ステップ 1. スタートメニューで「ディスククリーンアップ」と検索して起動します。

ステップ 2. 対象のドライブ(通常はC:)を選択し、「OK」をクリックします。

ステップ 3. 「システムファイルのクリーンアップ」をクリックし、再度Cドライブを選択します。

ステップ 4. 「Windows Updateのクリーンアップ」「以前のWindowsインストール」などにチェック、「OK」をクリックします。

この作業には時間がかかる場合がありますが、大幅な容量確保が可能です。

4. Cドライブの不要なアプリを削除

不要になったアプリケーションやゲームは、Cドライブを無駄に圧迫している可能性があります。特に複数のメディアプレイヤーや古いゲームソフトはGB単位で容量を消費していることがあります。使っていないアプリや重複インストールされたソフトを削除することで、空き容量を増やせます。

ステップ 1. 「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」を開きます。

ステップ 2. 使用していないアプリを一覧から探します。

ステップ 3. 対象のアプリをクリックし、「アンインストール」を選びます。

ステップ 4. 画面の指示に従って削除を完了させます。

5. ストレージセンサー機能で自動クリーンアップ

Windows 10/11には「ストレージセンサー」という便利な機能があり、一時ファイルやごみ箱内のファイルを自動的に削除するよう設定できます。設定アプリの「記憶域」メニューからストレージセンサーをオンにし、削除の頻度(毎日・毎週・毎月など)や削除対象ファイルの条件を細かくカスタマイズできます。忙しい人や定期的に掃除するのが面倒な方に最適です。

ステップ 1. 「スタート」アイコン→「設定」をクリックします。

ステップ 2. 「システム」→「記憶域」をクリックします。

ステップ 3. 「ストレージセンサー」のスイッチをオンにします。

ステップ 4. 詳細設定で「毎週削除」「30日以上の一時ファイルを削除」などを指定可能です。

6. 隠れたキャッシュやログファイルを削除

Windowsにはアプリのキャッシュ、エラーログ、ブラウザキャッシュなど、通常の操作では気づきにくいジャンクファイルが多く存在します。これらは「%temp%」や「C:\Windows\Temp」などのフォルダに保存されていることが多く、エクスプローラーやコマンドプロンプトで直接アクセスして削除可能です。また、イベントログやIISログなどのシステムログも手動で削除できますが、削除前には内容を確認するようにしましょう。

ステップ 1. 「Windowsキー + R」を押し、「%temp%」と入力して「OK」をクリックします。

ステップ 2. 表示された一時フォルダ内のファイルをすべて選択(Ctrl + A)し、「Shift + Delete」で完全削除します。

ステップ 3. 同様に「temp」と入力して別のフォルダも開き、同じ操作を行います。

一部のファイルは使用中のため削除できないことがあります。その場合はスキップしてください。

7. 大容量ファイルを検索して削除

不要な動画・ISO・バックアップファイルなど、数GB単位のファイルを探して削除すると大きな効果があります。

ステップ 1. エクスプローラーを開き、左側の「PC」→「Cドライブ」を選択します。

ステップ 2. 右上の検索ボックスに「size:>1GB」を入力してEnterキーを押します。

ステップ 3. フファイルサイズ順に並び替えたい場合は、検索結果の何もない場所を右クリックして「並べ替え」→「サイズ」を選択してください。

ステップ 4. 不要なファイルを右クリックして「削除」または「Shift + Delete」で削除します。

また、大容量ファイルの整理には、Partition Assistant for Cleanupが非常に便利です。

ステップ 1. Partition Assistant for Cleanupをインストールして起動します。「大容量ファイルの削除」タブをクリックします。「システムドライブのスキャン」をクリックして、システムCドライブのスキャンを開始します。または、「カスタムスキャン」をクリックして、スキャンする場所を手動で選択します。(ここでは「カスタムスキャン」を例に説明します。)

ステップ 2. 「カスタムスキャン」をクリックすると、PC上のすべてのローカルドライブと外付けドライブ、そしてデスクトップ、ドキュメント、ダウンロードフォルダなどの一般的なパスが表示されます。スキャンする場所を手動で選択したら、「スキャン開始」をクリックします。

ステップ 3. 削除したいファイルにチェックを入れ、「今すぐ削除」ボタンをクリックして削除を開始します。

ステップ 4. 削除には時間がかかる場合があります。処理が完了すると、選択したファイルが削除され、削除されたデータの合計量を示す「クリーンアップ完了」ウィンドウが表示されます。

まとめ

Windowsのクリーンアップとは、システムやアプリの一時ファイル、キャッシュ、ログ、古い更新ファイルなど、不要になったデータを削除してディスク容量を空け、PCパフォーマンスを向上させる作業です。これには、Windows標準の「ディスククリーンアップ」や「ストレージセンサー」機能が使用され、システムファイルやユーザーファイルの不要なファイルをまとめて検出・削除できます。定期的にこれらを実行することで、ストレージ使用率を最適化し、起動や動作の速度低下を防止できます。

さらに、Partition Assistant for CleanupのようPCクリーナーを利用することで、より強力なクリーンアップが可能になります。このツールは、一時ファイルやブラウザキャッシュ、ジャンクファイルを自動検出・整理できるほか、大容量の一括削除や重複ファイルの検索もワンクリックで実行できます。これにより、初心者にも扱いやすく、手動では見落としがちな領域まで効率的にクリーンアップし、PC環境を快適に保つことが可能です。

よくある質問

1. パソコンのクリーンアップはどのように行いますか?

パソコンのクリーンアップには、Windowsに標準搭載されている「ディスク クリーンアップ」や「設定」アプリの「記憶域」機能を使う方法があります。これらを利用して一時ファイルやごみ箱の中身、Windowsアップデートの残骸などを削除できます。さらに、不要なアプリケーションのアンインストールや、スタートアップの最適化、ウイルススキャンなども併せて行うことで、パソコン全体のパフォーマンスが向上します。

2. Cドライブをクリーンアップするにはどうすればいいですか?

Cドライブをクリーンアップするには、「ディスク クリーンアップ」ツールを起動し、対象ドライブをCドライブに設定した上で、削除したいファイルの種類にチェックを入れて実行します。また、詳細な不要ファイル(システムファイルなど)を削除したい場合は、「システムファイルのクリーンアップ」ボタンを押すことでさらに多くの項目を選択可能になります。これにより、Cドライブの空き容量を確保しやすくなります。

3. Windowsクリーンアップで削除してはいけないファイルはありますか?

基本的に、ディスク クリーンアップやストレージ センサーで表示される項目は削除しても問題ありませんが、「ダウンロード」フォルダーや「ごみ箱」の中身には必要なファイルが含まれている可能性があるため、注意が必要です。また、「以前のWindowsのインストール」などは削除すると以前のバージョンに戻せなくなるので、復元を考えている場合は削除を避けましょう。