Windows 11/10/8/7で大容量ファイルを削除する簡単な方法

「Cドライブの容量がパンパン…」「どこにこんなにデータ使ってるの!?」「大容量ファイルを探して削除したいけど、どれを消していいか分からない…」そんな悩みを抱えているWindowsユーザーのために、この記事では大容量ファイル(=サイズが大きなファイル)を安全かつ効率的に見つけて削除する方法を詳しく説明します。初心者から中級者まで使える便利な手順とおすすめツールも紹介!

投稿者 @ひとみ 2025年07月09日 更新者 @ひとみ 2025年07月09日

Cドライブの空き容量がすぐに不足してしまう――これは多くのWindowsユーザーが抱える問題です。パソコンの動作が遅くなる原因にもなるため、早めの対策が求められます。特に「大容量ファイル」が、知らないうちにストレージを圧迫している原因の一つです。この記事では、Cドライブがすぐにいっぱいになる主な理由、大容量ファイルの見つけ方、削除時の注意点、そして便利なツールを使った対策について、詳しく解説します。

なぜCドライブがすぐいっぱいになるの?大容量ファイルが原因かも

Windowsでは、Cドライブが「システムドライブ」として機能します。つまり、OSやさまざまなアプリケーション、アップデートファイル、ユーザーデータの多くがこのドライブに保存されます。初期状態では十分な容量があるように見えても、以下の理由で急速に空き容量が減少します:

  • ダウンロードや動画編集などで一時的に大容量ファイルが保存される
  • Windowsアップデートのキャッシュが大量に残っている
  • アプリが生成するログファイルやキャッシュが蓄積される
  • 不要になったISOファイルやインストーラーが削除されずに残っている
  • 「ドキュメント」「ダウンロード」「デスクトップ」などに重いファイルが集中している

こうしたファイルは見えにくい場所に隠れていたり、削除してよいか判断がつきにくいため、定期的なチェックと整理が重要です。

削除前に確認すべき3つのポイント(バックアップ・不要か・場所)
  • 削除するファイルが本当に不要かどうか確認

  • 必要な場合は別のドライブや外付けHDDへバックアップ

  • システムフォルダ・プログラム関連ファイルは削除しない

  • 消してはいけないファイル(例:Windows/System32配下)は絶対に削除しないこと!

無料のおすすめ大容量ファイルスキャナツール

動画ファイルやISOイメージ、ゲームデータ、仮想マシンなど、日常的に使う中でPCには意外と多くの大きなファイルが溜まります。 特にWindows 10やWindows 11では、一見すると分かりにくい場所に保存されていることが多く、ディスクの容量を圧迫している原因に気づきにくいのが実情です。 手動で探して削除するのは時間がかかり、重要なファイルを誤って消してしまうリスクも伴います。

Partition Assistant for Cleanup」は、Windows 11/10/8/7/Serverに対応した無料のPCクリーナーで、大きなファイルを見つけて削除するのが簡単にできるツールです。数回のクリックでパソコン全体をスキャンし、大きなファイルをリスト表示します。ファイル名、場所、サイズを確認しながら、安全に不要なファイルを削除できます。さらに、削除する前にプレビューができるので、重要なデータを誤って消してしまう心配もありません。

★Partition Assistant for Cleanupは、「大容量ファイル削除」だけでなく、PCを快適に保つための次のような複数のクリーニング機能も搭載しています:
ジャンクファイルの削除:システムキャッシュ、一時ファイル、ログ、不要なエラーレポートなどをクリーンアップ。
重複ファイルの検出と削除:同じファイルを複数保存している場合に整理・統合が可能。
ディスク使用量の分析:どのフォルダがどれだけの容量を使っているかを視覚的に示し、整理の参考にします。

これらの機能を組み合わせて使うことで、より効率的にディスク容量を回復し、PCの動作をスムーズに保つことができます。

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ステップ 1. Partition Assistant for Cleanupをインストールして起動します。「大容量ファイルの削除」タブをクリックします。「システムドライブのスキャン」をクリックして、システムCドライブのスキャンを開始します。または、「カスタムスキャン」をクリックして、スキャンする場所を手動で選択します。(ここでは「カスタムスキャン」を例に説明します。)

ステップ 2. 「カスタムスキャン」をクリックすると、PC上のすべてのローカルドライブと外付けドライブ、そしてデスクトップ、ドキュメント、ダウンロードフォルダなどの一般的なパスが表示されます。スキャンする場所を手動で選択したら、「スキャン開始」をクリックします。

ステップ 3. 削除したいファイルにチェックを入れ、「今すぐ削除」ボタンをクリックして削除を開始します。

ステップ 4. 削除には時間がかかる場合があります。処理が完了すると、選択したファイルが削除され、削除されたデータの合計量を示す「クリーンアップ完了」ウィンドウが表示されます。

Windows標準ツールで大容量ファイルを検索して削除する方法

専用ツールを使わなくても、Windows 11/10には標準機能だけで大容量ファイルを探す方法があります。

❌削除してはいけない「重要ファイル」の見分け方

ファイル削除の際に気を付けるべきなのが、システムに必要なファイルまで誤って削除してしまうことです。以下のようなファイルは削除しないでください:

● C:\WindowsやC:\Program Filesなどのシステムフォルダ内のファイル

● 拡張子が .dll、 .sys、 .exe のWindows関連ファイル

● AppData内の設定ファイル(アプリが正常に動作しなくなる可能性あり)

迷った場合は削除せず、まずはバックアップを取るか、専用クリーナーソフトに任せるのが安全です。

1. エクスプローラーで大容量ファイルを探す

ファイルエクスプローラーは、Windowsシステムでファイルを表示・管理するための基本的なツールです。ファイルを移動したり、ファイル名を変更したりすることができます。以下のステップに従って、Windowsシステム上の大きなファイルを見つけ、削除してください。

隠しファイルを扱う際には注意してください。ほとんどの場合、それらはシステムやアプリに関連するファイルであり、削除するとプログラムが正しく動作しなくなったり、システム全体がクラッシュしたりする可能性があります。

ステップ 1. スタートメニューを開き、「隠しファイルを表示する」と検索し、表示された結果から「開く」をクリックします。

ステップ 2. 「エクスプローラー」タブ下の「隠しファイルとシステムファイルを表示するように設定を変更します」オプションにチェックを入れます。

ステップ 3. 「設定の変更」をクリックし、「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックを入れます。「適用」→「OK」をクリックします。

これで「PC」を開いて、大きなファイルを検索することができます。

ステップ 4. 「Win + E」キーを押して、ファイルエクスプローラーを開きます。

ステップ 5. 左のタスクバーで「PC」をクリックして、ハードドライブ上のドライブが一覧表示され、検索を行うドライブまたはフォルダを選択します。

ステップ 6. 「サイズ」オプションを選択し、リストから適切なオプションを選んでください。これにより、PC上の大きなファイルを見つけることができます。

ヒント:

1. ファイルサイズを数値指定して検索したい場合は、検索ボックスに直接「サイズ:>1GB」と入力してEnterキーを押して検索してください。

2. ファイルサイズの指定は任意の数値に変更してください。GBの代わりにMB、KBを使用することもできます。

ステップ 7. ファイルサイズ順に並び替えたい場合は、検索結果の何もない場所を右クリックして「並べ替え」→「サイズ」を選択してください。また、「詳細」をクリックして、コンピュータに問題を起こさずに削除できる大きなファイルを調べることができます。

ステップ 8. 対象の大容量ファイルを確認したら、それぞれを右クリックして「削除」を選択します。

2. Windowsのストレージ機能で重いファイルを可視化する

「設定」→「システム」→「ストレージ」に進むと、Windowsがカテゴリ別に使用容量を表示してくれます。

これらを確認すれば、どのジャンルのファイルがストレージを圧迫しているかが分かりやすくなります。

3. 「ストレージセンサー」を有効にする

ストレージセンサーを有効にすることで、以下のような自動クリーンアップが可能になります:

  • 一時ファイルの削除
  • ゴミ箱内ファイルの自動削除
  • ダウンロードフォルダ内の古いファイルの削除

定期的なクリーンアップの自動化で、空き容量不足を予防できます。

ステップ 1. 「スタート」アイコン→「設定」をクリックします。

ステップ 2. 「システム」→「記憶域」をクリックします。

ステップ 3. 「ストレージセンサー」のスイッチをオンにします。

ステップ 4. 詳細設定で「毎週削除」「30日以上の一時ファイルを削除」などを指定可能です。

一度設定しておけば、あとは放っておいてもOKです。

4. 一時ファイル・ダウンロードフォルダを安全に整理する

Cドライブの中でも特に肥大化しやすいのが「一時ファイル」と「ダウンロードフォルダ」です。削除手順は以下の通り:

▶ 一時ファイル:

「Windowsキー + R」を押して  「%temp%」と入力してEnterキーを押します。 表示されたすべてのファイルを削除します。

▶ ダウンロードフォルダ:

エクスプローラーから「ダウンロード」フォルダを開き、必要のないファイルを選択して削除します。

注意:必要なファイルが含まれていないか、必ず確認してから削除しましょう。

5. 巨大なキャッシュや古いログファイルを見つけて削除する

システムやアプリケーションが生成したキャッシュファイルやログファイルは、意外とGB単位で蓄積されています。これらは以下のフォルダに溜まりがちです:

C:\Windows\Logs

C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Temp

中には削除が危険なものも含まれているため、不安な場合はPCクリーナーソフトを利用して、安全に削除するのがおすすめです。

6. 動画・ISO・インストーラーなどの特大ファイルを分類して消す

動画編集やゲーム、ソフトのインストール中に一時的に保存される特大ファイル(10GB以上)は、放置されがちです。

以下のファイル形式に注目して検索しましょう:

  • .mp4、.mov、 .mkv(動画)
  • .is、 .img(インストールメディア)
  • .exe、 .msi(インストーラー)

必要がない場合は削除、または外付けドライブなどへ移動することでCドライブを大幅に軽くできます。

⚠️削除後にごみ箱も忘れずに空にしよう
  • 削除したつもりでも、ごみ箱に溜まったままでは容量は回復しません。

  • デスクトップの「ごみ箱」を右クリック →「ごみ箱を空にする」

まとめ

Cドライブの容量不足は、パフォーマンスの低下やシステムエラーの原因となります。その主な原因は、気づかないうちに溜まってしまう「大容量ファイル」です。この記事で紹介したように、Windows標準機能でも不要ファイルの整理は可能ですが、より効果的にクリーンアップしたい場合は専用ツールの活用が有効です。定期的なメンテナンスで、Cドライブをスリムに保ち、快適なPCライフを送りましょう。

よくある質問

1. Windowsで大容量ファイルを探すにはどうすればよいですか?

Windows 10やWindows 11では、「エクスプローラー」を使って大容量ファイルを効率的に見つけることができます。たとえば、検索バーに「size:>1GB」などと入力すると、1GB以上のファイルを簡単に抽出できます。また、設定の「ストレージ」→「その他のファイル」から大きなファイルを視覚的に確認することも可能です。

2. 大容量ファイルを削除することでPCは軽くなりますか?

はい。特にシステムドライブ(Cドライブ)の空き容量が少なくなっている場合、大容量ファイルを削除することでWindowsの動作が安定し、スピードも向上することがあります。SSDでは空き容量が少ないと性能が低下するため、定期的な整理が推奨されます。

3. 削除しても問題ない大容量ファイルの種類には何がありますか?

削除しても問題ない大容量ファイルには、過去のダウンロードファイル、不要な動画・ISOファイル、インストール済みアプリの一時セットアップファイルなどがあります。ただし、「hiberfil.sys」「pagefile.sys」などのシステムファイルや、現在使用中のアプリ関連データは削除しないように注意が必要です。