パソコンを使っていて、「動作が遅くなった」「フリーズが増えた」「容量がすぐ一杯になる」…そんな経験、誰にでもありますよね。この記事では、初心者にもわかりやすく、パソコンを軽くするための無料クリーンアップソフトを徹底解説します!
パソコンは日々の使用の中で、知らず知らずのうちに大量の一時ファイルやキャッシュを溜め込んでいきます。これらは本来、作業の一時的な補助として使われるファイルですが、長期間放置しておくとストレージ容量を圧迫し、動作に悪影響を与える原因となります。
こういったファイルが蓄積すると、Cドライブの空き容量が減少し、パソコン全体のレスポンスが悪化します。中には数GBにもなる不要ファイルが残っているケースも少なくありません。
知らず知らずのうちにインストールされた不要アプリも、パソコンの動作を重くする大きな要因です。特にスタートアップに設定されたアプリは、パソコンを起動するたびにメモリを消費し、全体の起動速度やパフォーマンスに影響を及ぼします。
こういった状態に心当たりがある方は、クリーンアップを通じて、アプリやプロセスの整理整頓を始めてみましょう。
Windowsには、標準で「ディスククリーンアップ」や「ストレージ センサー」といった不要ファイルを削除する機能が備わっています。
ディスククリーンアップは、特定のドライブに含まれる不要ファイル(例:一時ファイル、エラーレポート、Windows Updateの一時データなど)を選んで手動で削除できるツールです。一方、ストレージ センサーは設定によりゴミ箱や一時ファイルを定期的に自動削除する機能で、Windows 10以降で利用できます。
どちらも追加のソフトをインストールせずに使えるので、初心者でも安心して利用できるのが魅力ですが、スキャンの精度や対応範囲は少し制限されています。
不要な一時ファイル、システムキャッシュ、古いWindowsアップデートデータなどを安全に削除できます。
ステップ 1. 「スタート」メニューで「ディスククリーンアップ」と検索して開きます。
ステップ 2. 対象のドライブ(通常はC:)を選択して「OK」をクリックします。
ステップ 3. 削除したい項目にチェックを入れて「OK」をクリックします。
自動的に不要ファイルを定期削除してくれる便利な自動管理機能です。
ステップ 1. 「スタート」アイコン→「設定」をクリックします。
ステップ 2. 「システム」→「記憶域」をクリックします。
ステップ 3. 「ストレージセンサー」のスイッチをオンにします。
ステップ 4. 詳細設定で「毎週削除」「30日以上の一時ファイルを削除」などを指定可能です。
パソコンを快適に保つための無料クリーンアップソフトは数多くありますが、「どれを選べばいいか分からない…」という声もよく聞きます。ここでは、初心者にも安心して使える厳選された7つのフリーソフトを紹介します。
AOMEIの提供する「Partition Assistant for Cleanup」は、直感的なUIと強力なスキャン機能を兼ね備えた新しいクリーンアップツールです。ゴミ箱、一時ファイル、大容量ファイル、重複ファイルなどを一括で検出・削除できるだけでなく、クリーンアップ対象を細かく指定することも可能です。システムに負荷をかけず、安全な削除が行える設計になっている点も安心材料です。
⭐主な機能は以下のとおりです:
ステップ 1. Partition Assistant for Cleanupをインストールして起動します。「ジャンクファイルの削除」タブをクリックします。「スキャン開始」ボタンをクリックして、ジャンクファイルのスキャンを開始します。
ステップ 2. スキャン処理が完了すると、すべてのシステムジャンクファイル(ごみ箱ファイル、一時ファイル、ログファイル、無効なショートカットなど)とレジストリジャンクファイル(DLLレジストリ、システムレジストリ、プログラムレジストリなど)が表示されます。不要なファイルを選択したら、「今すぐ削除」ボタンをクリックしてクリーンアップを開始します。
ステップ 3. クリーンアップには時間がかかる場合があります。選択したファイルがクリーンアップされます。プロセスが完了すると、クリーンアップ完了ウィンドウが表示され、クリーンアップ済みのファイルとまだクリーンアップされていないファイルの数が表示されます。
定番のクリーンアップソフトといえば「CCleaner」。長年愛されてきたこのソフトは、不要ファイルの削除だけでなく、レジストリの整理やスタートアップの管理なども可能です。
⭐主な機能は以下のとおりです:
ステップ 1. CCleanerを起動させます。次に左側の「詳細クリーン」をクリックします。
ステップ 2. クリーンアップしたい項目を選択して「解析」ボタンをクリックすると、不要ファイルリストとクリーンアップ後にどれだけの空き領域を確保できるのかを表示します。
ステップ 3. 「クリーンアップ開始」ボタンをクリックすると解析で表示されたファイルリストの削除が行われ、削除データ容量と削除ファイルリストを表示します。
(☞゚ヮ゚)☞参考出典:Freesoft-100-CCleaner(シークリーナー)
「Glary Utilities」は、オールインワン型のメンテナンスツールとして評価が高く、不要ファイルの削除からレジストリの最適化、プライバシー保護、ドライバ管理など多彩な機能を搭載しています。クリーンアップは1クリックでまとめて実行でき、スケジュール設定も可能。日本語にも対応しているため、初めての方でも安心して利用できます。
⭐主な機能は以下のとおりです:
ステップ 1. Glary Utilitiesをインストールします。「高度なツール」タブをクリックします。「クリーンアップと修復」では不要なファイルや項目のクリーンアップができます。
ステップ 2. 「ディスクのクリーンアップ」を選択し、Windows とブラウザ、そのほかのアプリのキャッシュファイルなどの不要ファイルをスキャンして削除します。「クリーニングを開始」クリックして検出されたファイルは削除されます。
(☞゚ヮ゚)☞参考出典:Softaro.jp-Glary Utilities
「BleachBit」は、オープンソースで提供されているシンプルなクリーンアップツールで、軽量ながらも強力なスキャン機能を持っています。ブラウザキャッシュやログファイルなど、一般的な不要データの削除に特化しており、無駄な機能がない分、動作も軽快。高度な設定やスクリプト対応もあり、Linuxユーザーにも人気ですが、Windowsでも問題なく使用できます。
⭐主な機能は以下のとおりです:
ステップ 1. BleachBitを起動します。画面左側にあるツリーの中から、消去したい項目にチェックを入れます。例えば、ブラウザのキャッシュ、一時ファイル、ログファイルなどが選択できます。
ステップ 2. そのまま、画面左上にある「削除」ボタンをクリックします。
ステップ 3. 削除の確認ダイアログが表示されるので、「削除」ボタンをクリックします。
ステップ 4. 削除対象の項目によってはそれなりに時間がかかるので、じっくりと待ちます。
(☞゚ヮ゚)☞参考出典:k本的に無料ソフト・フリーソフト-BleachBit
「AdwCleaner」は、アドウェアや不要なプログラム(PUP)を削除するためのツールです。ジャンクファイル削除に特化したツールではありませんが、アドウェアに関連する不要なファイルを削除することで、結果的にディスク容量を増やし、パフォーマンスを向上させることができます。
⭐主な機能は以下のとおりです:
ステップ 1. AdwCleanerを起動し、「今すぐスキャン」ボタンをクリックしてスキャンを開始します。
ステップ 2. スキャン結果にアドウェアやPUPが表示されたら、削除したい項目を選択します。「次へ」ボタンをクリックします。
ステップ 3. プリインストールソフト(PC 購入時からインストールされているソフト)が検出されると、「プレインストールされたソフトウェアが見つかりました」ウインドウが表示されます。 「OK」ボタンをクリックします。
ステップ 4. 検出されたプリインストールソフト一覧が表示されます。 クリーンアップしたい項目にチェックを入れ、「隔離」ボタンをクリックします。
ステップ 5. 「選択したアイテムを隔離する前に、すべてのプロセスが終了します。続行する前に、現在の作業中の内容を保存してください。」ウィンドウが表示されます。 「続行」ボタンをクリックすると起動中のソフト、ウインドウが終了します。
ステップ 6. クリーニングが終わると、クリーンアップ完了画面が表示されます。 ※ Windows の再起動が必要な場合があります。
ステップ 7. 「ログファイルを表示」ボタンからテキストファイルでログを確認できます。※ 後からでも左メニューから「ログファイル」を表示し、確認したい項目をダブルクリックして確認することも可能です。
(☞゚ヮ゚)☞参考出典:Freesoft100-AdwCleaner
「Wise Disk Cleaner」は、不要なファイルやジャンクファイルを削除するための無料のディスククリーナーソフトです。Windowsのシステムファイルやブラウザの履歴、キャッシュ、ログファイルなど、ディスク容量を圧迫する様々なジャンクファイルを削除できます。また、ディスクのデフラグ機能も搭載されており、ディスクのパフォーマンスを向上させることができます。
⭐主な機能は以下のとおりです:
ステップ 1. Wise Disk Cleanerを起動します。「一般的なクリーナー」または「高度なクリーナー」を選択します。ここでは「一般的なクリーナー」を選択します。
ステップ 2. スキャンする項目にチェックをつけ、「スキャン開始」ボタンをクリックします。
ステップ 3. 削除したい項目にチェックを入れます。(初心者モードでは、推奨される項目にチェックが入っています。) 「クリーニング開始」ボタンをクリックします。
(☞゚ヮ゚)☞参考出典:はてなブログ-「Wise Disk Cleaner」の使い方 - 一時ファイルや履歴削除ソフトウェア
Microsoftが公式に提供している「PC Manager」は、Windowsの安全性とパフォーマンスを高めるための軽量な管理ツールです。キャッシュの削除、起動項目の整理、メモリ解放などをワンクリックで実行できます。まだ日本語対応が不完全な部分もありますが、Microsoft公式の安心感があり、システムとの互換性も抜群です。今後のアップデートによりさらに機能が拡張されることが期待されています。
⭐主な機能は以下のとおりです:
ステップ 1. Microsoft Storeへアクセスし、「PC Manager」を検索してダウンロードします。
ステップ 2. 「ブースト」ボタンをクリックすると不要に拘束されているメモリを解放し、一時ファイルをクリアして PC パフォーマンスを改善します。
パソコンが重くなる原因は、多くの場合、知らず知らずのうちに溜まった不要ファイルやキャッシュ、アプリの常駐などによるものです。Windowsには標準のクリーンアップ機能が用意されているものの、対応範囲が限られていたり、操作に手間がかかったりするため、より簡単に、より広範囲を一括で掃除できるクリーンアップソフトの導入が効果的です。
特に、Partition Assistant for Cleanupのような多機能かつ初心者でも迷わないUIのソフトは、PCを快適な状態に保ちたいすべてのユーザーにとって心強い味方となるでしょう。PCのメンテナンスは難しくありません。定期的なクリーンアップで、軽く快適なパソコンライフを手に入れましょう。