Webブラウザのキャッシュを削除する方法

インターネットを使っていると、「ページが更新されない」「動作が重い」「表示がおかしい」と感じることはありませんか? その原因のひとつが ブラウザのキャッシュ です。キャッシュは本来、表示を高速化するための便利な仕組みですが、溜まりすぎたり古い情報が残ったままだと逆効果になってしまいます。この記事では、キャッシュとは何か、削除するとどうなるのか、Chromeをはじめ主要ブラウザでの削除方法をわかりやすく解説していきます。

投稿者 @ひとみ 2025年08月19日 更新者 @ひとみ 2025年08月19日

ブラウザキャッシュを削除するとどうなる?

キャッシュとは、ブラウザがウェブページを表示する際に使う一時的な保存データのことです。例えば、画像やスタイルシート、スクリプトなどの情報を一度保存しておくことで、次回以降の読み込みを高速化してくれます。

キャッシュを削除することで、多くの不具合を解消できます。ただしメリットとデメリットの両方を理解しておくことが大切です。

メリット

  • 最新の情報が表示される:古いデータが消えるため、更新後のページを正しく読み込めます。
  • ブラウザ動作が軽くなる:キャッシュが溜まりすぎると動作が遅くなりますが、削除することで快適さが戻ります。
  • エラーや表示崩れの改善:壊れたキャッシュファイルが原因の不具合も、削除すれば解決する場合があります。

デメリット

  • 初回アクセス時はページの読み込みが少し遅くなる
  • 自動ログイン情報が一部リセットされることがある

つまり「一度削除した後は少しだけ不便になるけれど、その後は快適になる」と考えるとわかりやすいでしょう。

Webブラウザのキャッシュを削除する方法

1. Chromeのキャッシュを削除する

Google Chromeは世界中で最も利用されているブラウザのひとつです。ここではPC版でのキャッシュ削除方法を紹介します。

ステップ 1. Chromeブラウザを開き、画面右上の「︙」(設定など)をクリックします。 「設定」を選択します。

ステップ 2. 左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」を選択します。 「閲覧履歴データの削除」をクリックします。

ステップ 3. 「基本」または「詳細設定」タブで、削除したい期間(1時間以内、24時間、7日間、4週間、全期間)を選択します。

ステップ 4. 削除したいデータの種類(閲覧履歴、Cookieと他のサイトデータ、キャッシュされた画像とファイルなど)にチェックを入れます。

ステップ 5. 「データを削除」をクリックします。

2. Firefoxのキャッシュを削除する

ステップ 1. Firefoxブラウザの右上にある三本線のアイコン(メニューボタン)をクリックします。

ステップ 2. メニューから「設定」を選択します。左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」を選択します。

ステップ 3. Cookie とサイトデータ セクションで、「データを消去…」をクリックします。

ステップ 4. 消去する履歴の期間で、消去したい期間を選択します。例えば、「すべての履歴」を選択すると、過去のすべてのキャッシュが削除されます。

ステップ 5. 「履歴」欄で「キャッシュ」にチェックを入れます。「消去」をクリックします。

これで、Firefoxのキャッシュが消去されます。

3. Microsoft Edgeのキャッシュを削除する

ステップ 1. Edgeブラウザの右上にある「…」アイコンをクリックし、「設定」を選択します。

ステップ 2. 左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」をクリックします。

ステップ 3. 「閲覧データをクリア」セクションにある「クリアするデータの選択」をクリックします。

ステップ 4. 「閲覧データを削除する」が表示されます。 「時間の範囲」ボックスから任意の期間をクリックします。

ステップ 5. 閲覧データの項目から「キャッシュされた画像とファイル」のみにチェックを入れて、「今すぐクリア」をクリックします。 ※そのほかの必要なデータにチェックを入れたまま操作しないよう注意してください。

4. Safariのキャッシュを削除する

ステップ 1. DockまたはアプリケーションフォルダからSafariを開きます。

ステップ 2. メニューから「履歴」>「履歴を消去」を選択します。

ステップ 3. 「すべての履歴」を選択して、「消去」をクリックします。

無料のクリーナーでキャッシュを削除する方法

インターネットを利用していると、Webブラウザは表示を高速化するために一時的なデータを保存します。これが「キャッシュ」と呼ばれるもので、Chromeをはじめとする各種ブラウザは自動的にキャッシュを作成します。しかし、長期間削除しないまま放置するとキャッシュが大量に蓄積し、ブラウザの動作が重くなったり、古いデータが原因でページが正しく表示されなかったりすることがあります。こうしたときに役立つのが、Partition Assistant for Cleanupです。このソフトを使えば、ブラウザキャッシュを含む不要ファイルを簡単に検出・削除でき、スムーズなWeb体験を取り戻せます。

Partition Assistant for Cleanupは、Chromeだけでなく複数のブラウザに対応しており、システム全体のキャッシュや一時ファイルをまとめて整理できます。削除前にファイルを確認できるプレビュー機能も搭載されているため、誤って必要なデータを消してしまうリスクを軽減できます。ブラウザキャッシュを削除すれば、ストレージの空き容量を確保できるだけでなく、表示速度の改善や不具合の解消にもつながるため、定期的なメンテナンスとして非常に有効です。

さらに、このソフトはキャッシュ削除以外にも重複ファイルの検出・削除大容量ファイルの整理のようなストレージの整理に役立つ機能があります。

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ステップ 1. Partition Assistant for Cleanupをインストールして起動します。「ジャンクファイルの削除」タブをクリックします。「スキャン開始」ボタンをクリックして、ジャンクファイルのスキャンを開始します。

ステップ 2. スキャン処理が完了すると、すべてのシステムジャンクファイル(ごみ箱ファイル、一時ファイル、ログファイル、無効なショートカットなど)とレジストリジャンクファイル(DLLレジストリ、システムレジストリ、プログラムレジストリなど)が表示されます。不要なファイルを選択したら、「今すぐ削除」ボタンをクリックしてクリーンアップを開始します。

ステップ 3. クリーンアップには時間がかかる場合があります。選択したファイルがクリーンアップされます。プロセスが完了すると、クリーンアップ完了ウィンドウが表示され、クリーンアップ済みのファイルとまだクリーンアップされていないファイルの数が表示されます。

まとめ

ブラウザのキャッシュ削除は、ストレージ容量の節約や表示エラーの解消、動作改善につながる重要なメンテナンスです。特にChromeやEdge、Firefoxなどの主要ブラウザでは、数クリックで簡単にキャッシュを削除できます。日常的に利用するブラウザだからこそ、定期的なキャッシュ削除を習慣化することで、常に快適なインターネット環境を維持できます。