USBメモリを水に落としたり、洗濯してしまったりした時の正しい対処法を解説。通電は厳禁!完全に乾かした後、もしPCで認識しない場合に「PartitionAssistant Recovery」の復元機能を使って大切なデータを救出する手順を分かりやすく紹介します。
【緊急】USBが水没しました。
USBをポケットに入れたまま洗濯機に入れて洗ってしまいました。USBは蓋が着いているタイプです。濡らしてしまった後はしっかり乾かしてから確認しないと壊れる、と聞いたのですが、最遅でも明日使わなきゃ行けなくて。乾かしたとしても実は乾いてなくて使って壊れるとかも怖いです。明日使って大丈夫でしょうか?使わないといけないんです、、泣
ズボンのポケットに入れっぱなしにして洗濯機で回してしまった…コーヒーをうっかり倒してUSBメモリが水浸しに…
そんな「USBメモリの水没事件」は、多くの人が経験する大ピンチです。「もうデータは諦めるしかない」と思ってしまいますよね。
でも、ちょっと待ってください!実は、USBメモリは構造がシンプルなので、水に強い部品が使われていることが多く、正しく対処すればデータが無事に戻ってくる可能性は高いんです。
この記事では、水没直後にあなたがすべきことと、データが消えて見えなくなったときに使える復元ツールを使った解決方法を紹介します。
水没したUSBメモリを前に、焦って以下のことをすると、データが完全に壊れてしまいます。絶対にやめてください!
● すぐにPCに挿す(通電):
内部に水分が残っている状態で電気を通すと、ショート(感電)して電子部品が破壊されます。これがデータを失う最大の原因です。
● ドライヤーで乾かす:
高熱でプラスチック部分が溶けたり、内部の回路が熱で変形したりする危険があります。
● 激しく振る、こする:
内部の部品を傷つけたり、静電気を発生させたりする可能性があります。優しく扱ってください。
まずは「完全に乾かすこと」が最優先です。
1. 水分を拭き取る:
ティッシュや柔らかい布で、外側の水分を優しく拭き取ります。端子(PCに挿す金色の部分)の水滴も吸い取ります。
2. 自然乾燥させる:
風通しの良い日陰に放置し、最低でも24時間~48時間かけて完全に乾かします。
(裏技)密閉できる袋に乾燥剤(お菓子に入っているシリカゲルなど)と一緒に入れておくと、早く乾きやすくなります。
2日ほど経って、内部の水分が完全に蒸発したと確信できたら、いよいよPCに接続します。
1. PCに挿す:USBメモリをPCに挿し込みます。
2. ランプと音を確認:正常に認識されれば、ランプが点滅したり、「接続音」が鳴ったりします。
3. エクスプローラーを確認:ドライブ(F: や G: など)が表示されれば成功です!
失敗:「フォーマットが必要です」と出た場合
もし「フォーマットする必要があります」とか「ドライブが見つかりません」と表示された場合、データ自体は残っているけれど、USBメモリの「目次(パーティション情報)」が壊れた状態かもしれません。
絶対に「フォーマット」を押さないでください!(押すとデータが消えてしまいます)
目次が壊れてファイルが見えなくなった場合、PartitionAssistant Recoveryなどの復元ツールを使って、データを掘り起こすことができます。
このソフトは、水没などで見えなくなった「部屋(パーティション)」をスキャンして探し出したり、消えたファイルそのものを復元したりする機能を持っています。
※注意:以前のデータが上書きされる恐れがあるため、データが失われたパーティションに本ソフトウェアをダウンロードしてインストールしないでください。
1. インストール:正常に動くPCに、PartitionAssistant Recoveryをインストールします。
2. 接続:問題のUSBメモリをPCに挿します。
3. 機能を選択:画面左側の「ファイルの復元」をクリックします。
4. スキャン開始:認識しないUSBメモリを選択して「スキャン」をクリックします。PartitionAssistant RecoveryがUSBメモリの奥底に残っているファイルを探し出します。
5. ファイルを選択:「クイックスキャン」で削除されたデータを迅速に検出し、その後「ディープスキャン」で他の失われたデータを検索します。スキャンが完了すると、削除されたファイルや紛失したファイルが表示されます。
6. 保存:「フォルダーの選択」ボタンをクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。
これで、水没したUSBメモリから大切なデータを取り出せる可能性が高まります!
USBメモリが水没した時のデータ復旧の成功率は、あなたの最初の行動にかかっています。
この手順を覚えておけば、いざという時も冷静に対処できます。大切な思い出を諦めずに、ぜひ試してみてくださいね。
Q1. USBメモリが水に濡れてしまった直後、絶対にやってはいけないことは何ですか?
A. 「すぐにPCに差し込んで動作確認をすること」です。内部に水分が残った状態で通電すると、基板上でショート(短絡)が発生し、データを保存しているフラッシュメモリチップが完全に破壊される恐れがあります。また、ドライヤーの温風で急激に乾かすのも、熱による部品の変形や静電気の原因になるため避けてください。
Q2. 飲み物(コーヒーやジュース)や海水に落とした場合は、真水の場合と対処が違いますか?
A. はい、より迅速で慎重な洗浄が必要です。 糖分を含む飲み物や塩分を含む海水は、乾燥するとベタつきや腐食を急激に進行させます。この場合、不純物を取り除くために精製水や無水エタノールで軽く洗浄し、成分を洗い流す必要があります。ただし、基板を傷めるリスクがあるため、自信がない場合はそのまま乾燥させず、濡れた状態でジップロックに入れ、すぐに専門業者へ相談してください。
Q3. 水没したUSBメモリを乾燥させるのに最適な方法は何ですか?
A. 自然乾燥が基本ですが、シリカゲル(乾燥剤)を活用するのが効果的です。USBメモリを乾いた布で拭いた後、密閉容器にシリカゲルと一緒に入れ、2〜3日以上放置して内部の水分を徹底的に取り除きます。お米を乾燥剤代わりにする方法もありますが、粉塵が内部に入るリスクがあるため、市販の乾燥剤が最も推奨されます。
Q4. PartitionAssistant Recoveryなどのデータ復旧ソフトは、水没したUSBメモリに使えますか?
A. PCに「正常に認識される」状態まで回復すれば、非常に有効です。乾燥後にPCがUSBメモリを認識したものの、「フォーマットする必要があります」と表示されたり、ファイルが消えていたりする場合、ソフトウェアでデータを救出できる可能性が高いです。しかし、PCに差し込んでも全く反応しない(デバイスマネージャーにも出ない)場合は物理的な故障ですので、ソフトでの復旧は不可能です。
Q5. 物理的に壊れて認識されない場合、データの救出は諦めるしかないでしょうか?
A. 「チップオフ」という高度な復旧技術を持つ業者なら救出できる可能性があります。USBメモリの基板がショートして動かなくても、データを記録しているNAND型フラッシュメモリチップ自体が無事であれば、チップを基板から取り外して直接データを読み取ることができます。この作業には特殊な設備と技術が必要なため、重要なデータであれば専門の復旧サービスに依頼してください。