驚くほど簡単!パソコンから失ったデータを自分で復旧する方法

誤削除・システム不具合・Windows更新後のデータ消失に対応!自分でできる復旧手順とおすすめソフトを解説します。

カオル

更新者: カオル / 2025年04月21日

この記事を共有: instagram reddit

パソコンデータ復旧について

パソコンデータ復元は、コンピュータから失われたデータやファイルを取り戻す作業です。

データが失われる原因は、誤って削除したり、ハードウェアやソフトウェアの故障システムのクラッシュ、マルウェアやウイルスの攻撃、または操作ミスなど多岐にわたります。特に、仕事や個人的な利用、思い出のあるファイルが失われると、とても困ります

PCからデータを取り戻す方法はいくつかあります。

オペレーティングシステムの復元機能を使ったり、システムのバックアップを利用したり、サードパーティの復元ソフトを使うことができます。データ復元の成功は、データが失われた理由やその後の対応、使用するツールやサービスによって変わります。

データ損失が起きたら、すぐに行動することが大切です。そうすることで復旧の可能性が高まります。また、定期的にデータをバックアップしておけば、完全なデータ損失を防げるので、予期しない事態が起きても安心で取り戻せます。

正しい行動:上書きされでないうちに、復旧方法をやってみます。*上書きは、新しいデータが書き込まれることです。

間違った行動:新しいデータを書き込み、慌てて行動をとります。

データが消える主な原因とは?

パソコンのデータが突然消えると、とても焦ってしまいますよね。実は、データが消失する原因にはいくつかのパターンがあります。ここでは、代表的な原因をわかりやすくご紹介します。

1. 操作ミスによる削除

もっとも多いのが「誤ってファイルを削除してしまった」ケースです。ゴミ箱を空にした後や、Shift+Deleteキーで削除した場合、ファイルが完全に消えてしまったように見えますが、実は復元できる可能性があります。

2. フォーマットしてしまった

USBメモリや外付けHDDを使う際、間違えてフォーマットしてしまうことがあります。「ドライブを使うにはフォーマットする必要があります」と表示されて、うっかりクリック…ということも少なくありません。

1

3. ウイルスやマルウェアの感染

悪質なウイルスやランサムウェアに感染すると、データが勝手に削除・暗号化されることがあります。セキュリティ対策が不十分な場合、気づかないうちに大切なファイルが消えていることも。

ウイルス

4. ファイルシステムの破損

パソコンの電源を強制的に切ったり、USB機器を安全に取り外さず抜いたりすると、ファイルシステムが破損してデータが見えなくなることがあります。

5. ハードディスクやSSDの物理障害

ドライブ自体に物理的な故障が起きると、データにアクセスできなくなります。異音がする、読み込みが異常に遅いなどの症状があれば、物理障害の可能性があります。

6. ソフトウェアやシステムの不具合

OSのアップデートや不具合、あるいはアプリのバグなどによって、ファイルが失われることもあります。Windowsの更新後にデータが見えなくなったという例も少なくありません。

自分で復旧できるケース/できないケースの目安

データが消えてしまっても、すべてのケースで慌てて専門業者に依頼する必要はありません。実は、多くの場合は自分で復旧が可能なんです。ここでは、復旧ソフトを使って自力で対処できるケースと、業者に依頼すべきケースを見分けるポイントをご紹介します。

🔧 自分で復旧できるケース(論理障害)
ケース 状況の説明
誤って削除した ゴミ箱を空にした、Shift+Deleteで削除したなど
フォーマットしてしまった USBや外付けHDDをうっかり初期化
パーティションが消えた 誤操作でパーティションを削除した/認識しない
ウイルス感染後のファイル喪失 ファイルが見えなくなったが、PCは通常動作している
システムクラッシュ Windowsが起動しなくなったが、ドライブは生きている
❌ 自分では復旧が難しいケース(物理障害)
ケース 状況の説明
ドライブから異音がする 「カチカチ」「ガリガリ」などの異音
デバイスが完全に認識されない PCに接続しても全く反応がない
ドライブが高温・煙を出す 明らかなハードの異常
液体こぼし/落下などの物理損傷 パソコンや外付けHDDに衝撃を与えた後に故障した
同じ場所で何度も読み込みエラー 部分的な物理障害がある可能性

最高のパソコンデータ復旧ソフトは?

データ損失が発生し、Windowsコンピュータからファイルを復元する必要がある場合、特にバックアップを取っていないユーザーは、Partition Assistant for Recoveryのような信頼性の高いデータ復元ソフトウェアに頼りましょう。Partition Assistant for Recoveryは、HDDやSSD、USBドライブ、SDカードなどのストレージデバイスから、削除されたり失われたりしたワードやフォルダ、圧縮ファイル、写真、動画、音声など、さまざまなファイルを復元するための強力な機能を備えています。

Partition Assistant for Recoveryのメリットは以下の通りです:
✔ 異なるストレージデバイスのデータ復元に対応:内蔵/外付けHDD/SSD、SDカード、USBメモリから失われたデータの復旧をサポートしています。
複数のファイル形式をサポート:jpg、png、mp4、avi、mov、txt、doc、xlsx、ppt、pdf、zip、rarなど1000種類以上のファイルの復元をサポートしています。
ハイライト機能:スキャン中にファイルの検索、フィルタリング、プレビュー、復元が可能です。クイックスキャンとディープスキャンの2パタンがあります。
互換性が高い:Windows 11/10/8/7およびWindows Serverに対応しています。また、NTFS、FAT32、exFAT、ReFSなどさまざまなファイルシステムをサポートしています。
様々な原因によるデータ損失に対応:誤削除、ディスクのフォーマット、ウイルス感染などによって消したデータを復旧できます。

Partition Assistant for Recoveryを使えば、ユーザーはバックアップなしでデータを自分で復元できます。使いやすいインターフェースと優れた復元機能があり、大切なファイルを取り戻すための役立つツールです。

無料ダウンロードWin 11/10/8.1/8/7対応
安全かつ快適

ステップ1. 場所を選択

Partition Assistant for Recoveryをインストールして起動します。データが失われたドライブ(この例はCドライブ)を選択し、「スキャン」をクリックします。

1

ステップ2. ファイルを選択

「クイックスキャン」で削除されたデータを迅速に検出し、その後「ディープスキャン」で他の失われたデータを検索します。スキャンが完了すると、削除されたファイルや紛失したファイルが表示されます。

ファイル名やフォルダー名を簡単に入力して、ファイルやフォルダーを検索できます。ファイル名やフォルダー名を検索したり、ファイルサイズ、変更日、ファイルタイプでフィルター処理することもできます。

検索する

ステップ3. 保存先を選択

「フォルダーの選択」ボタンをクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。

ファイルの上書きを避けるため、復元されたファイルを元場所と異なるディスクで保存しなければなりませんので注意してください。

保存先を選択

データを復元できるほかの方法まとめ

ファイルシステムの破損を修復する方法

もう少し高度な方法ですが、Windowsのコマンド「chkdsk(チェックディスク)」を使って、破損したファイルシステムを修復できます。

ステップ 1. 捜索ボタンを押して「cmd」と入力します。「コマンドプロンプト」が表示されたら、右クリックして「管理者として実行」を選択します。

捜索ボタン

ステップ 2. 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。

chkdsk X: /f(※「X:」は対象のドライブ名に置き換えてください)

chkdsk X: /f

ステップ 3. 「このボリュームは使用中です…」というメッセージが表示された場合、「Y」と入力してEnterを押し、再起動後に修復を行うようにします。

ステップ 4. パソコンを再起動し、自動で修復が実行されるのを待ちます。

Windows Update後の不具合を修復する方法

Windows Updateの実行後に不具合が発生した場合や、データが見えなくなった場合には、「システムの復元」機能を使用して、以前の正常な状態に戻すという方法が有効です。

「システムの復元」とは、Windowsが自動的に作成している復元ポイントを利用して、システムの設定やファイル構成を過去の状態に戻す機能です。これにより、更新によって生じた不具合や設定ミスを元に戻すことができます。

ステップ 1. スタートメニューを開き、検索欄に「復元ポイント」と入力します。表示された「復元ポイントの作成」をクリックします。

復元ポイントの作成

ステップ 2. 「システムのプロパティ」が表示されたら、「システムの保護」タブをクリックし、「システムの復元」欄から「システムの復元」をクリックします。

システムの保護

ステップ 3. 「システムの復元」ウィザードが開きますので、「次へ」をクリックします。

ステップ 4. 表示される一覧から、Windows Update前の復元ポイントの日付を選択します。

日付を選択

ステップ 5. 復元ポイントを選択したら「次へ」→「完了」をクリックします。

ステップ 6. 「いったんシステムの復元を開始したら・・」と表示されたら「はい」を選びます。自動的にパソコンが再起動し、復元処理が行われます(数分〜30分ほどかかることがあります)。

ステップ 7. 復元が完了すると、パソコンが起動して、消えていたファイルが元に戻っているかをご確認ください。

まとめ

パソコン上の大切なデータが突然見えなくなったり、誤って削除してしまった場合、多くの方は「もう戻ってこないのでは」と不安になるかもしれません。しかし、実際には状況に応じた適切な対処を行えば、自分で復旧できるケースも多く存在します。

本記事では、パソコンのデータ復旧に関する基本的な知識から、よくある原因、そして「自分で復旧できるケース・できないケース」の見極め方を解説いたしました。確実かつ簡単に復旧作業を進めたい場合には、専門のデータ復元ソフトを活用するのが非常に効果的です。また、「ファイルシステムの破損」や「Windows Update後にデータが見えなくなる」など、具体的なトラブルに対する手順付きの対処法もご紹介しました。今後も、もしものトラブルに備えて、復元ソフトの準備や定期的なバックアップを習慣づけていきましょう。

カオル
カオル · 編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。